しんのすけは幼い頃に亡くなっている
いつまでも5歳のままの男の子。あの賑やかな毎日は、母が描いた悲しい絵日記だった、という噂があります。
噂の内容
おしりを出して踊り、きれいなお姉さんに声をかけ、母ちゃんを困らせる。『クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけは、日本中の家庭を笑わせてきた、ちょっと困ったやんちゃ坊主です。そんな明るい作品に、あまりにも悲しい裏設定がある、という話を聞いたことはないでしょうか。
その噂によれば、しんのすけは5歳のとき、妹のひまわりを交通事故から守ろうとして亡くなってしまった。悲しみに暮れた母みさえは、もし息子が生きていたら、という思いを込めて、クレヨンで彼の日常を描き続けた。私たちが見ている物語は、すべて母の空想の絵日記なのだ、というのです。
この話は2000年代にネット上で広まり、「泣ける都市伝説」として繰り返し拡散されました。作品のタイトルにある「クレヨン」という言葉。子どもの落書きのような素朴な絵柄。すべてが、この悲しい設定の伏線に見えてしまいます。
そして、しんのすけは何年たっても5歳のまま。幼稚園を卒園することも、小学生になることもありません。それは、彼の時間が5歳で止まってしまったからではないか——。笑いの裏に隠された涙の物語として、この噂は今も語り継がれています。知ってしまうと、あのおバカな踊りさえ少し違って見えてくるから不思議です。
ささやかれる証拠
永遠の5歳
長く続く作品の中で、しんのすけはずっと5歳のままです。時間が止まっているのは亡くなったからだ、というのが噂の中心的な根拠になっています。
クレヨンで描いたような絵柄
タイトルの「クレヨン」と、子どもが描いたような素朴な線。誰かが描いた絵日記という設定に、ぴったり当てはまるように見えます。
家族愛の強さ
作品には、家族の絆を描いて涙を誘う回や劇場版が数多くあります。その温かさが、悲しい裏設定の説と結びつきやすかったと言われます。
表向きの説明
この話は作品の公式設定とは関係がなく、ネット上で作られた創作とされています。原作者や出版社、アニメ制作側がこの内容を認めた事実はありません。登場人物が歳をとらないのは、長く続く漫画やアニメでは珍しくない作りです。
原作漫画は臼井儀人さんによって1990年に連載が始まり、アニメは1992年から放送が続いています。臼井さんは2009年に不慮の事故で亡くなりましたが、その後も作品はスタッフの手で『新クレヨンしんちゃん』として描き継がれています。作者の急逝が伝えられた時期と重なり、悲しい噂がいっそう広まったとも言われます。
ちなみに『クレヨンしんちゃん』は海外でも人気が高く、スペインやインドなどさまざまな国で放送されてきたことで知られています。国によっては、しんのすけのきわどいギャグ表現を調整して放送されることもあるそうです。日本のやんちゃ坊主は、世界中の子どもたちの人気者なのです。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら