文字
アニメ・エンタメ / パックマン

パックマンのモンスターは、それぞれ性格が違う

迷路で追いかけてくる4匹のモンスター。闇雲に動いているように見えて、実は1匹ずつ違う考え方をしているといいます。

Since:1980年代〜Evidence:3

1980年、ナムコが送り出したアーケードゲーム『パックマン』。黄色い丸いキャラクターが迷路のエサを食べ進めるシンプルなゲームは、日本だけでなく世界中で大ブームを巻き起こしました。遊び方は誰でもすぐにわかるのに、奥が深い。ゲームセンターには連日人が集まり、パックマンの顔はあっという間に世界中に知れ渡ったと言われます。

そのプレイヤーたちの間で、昔からささやかれてきた話があります。「4匹のモンスターは、ただ色が違うだけじゃない。1匹ずつ性格があって、追いかけ方がまるで違う」。赤いやつはしつこく後ろから迫ってくる。ピンクのやつは先回りして待ち伏せしてくる。

水色のやつは気まぐれで、何を考えているのかよくわからない。オレンジのやつは近づいてきたかと思うと、ふいに離れていく。熟練のプレイヤーほど、まるで相手の心を読むようにモンスターの動きを予測し、ギリギリのところでかわしていたと言われます。まさに頭脳戦です。

ただのプログラムに、そんな個性が本当に宿っているのか。それとも、遊び込んだプレイヤーたちが勝手に見出した幻なのか。ゲームセンターの薄暗がりでは、そんな議論が熱く交わされていたのです。答えを知りたくて、何枚ものコインを投入した人もいたことでしょう。

  • 動きのクセが見える

    遊び込むほど、特定の色のモンスターが同じような動きを繰り返すことに気づきます。その経験が「性格がある」という実感につながりました。

  • 名前が個性的

    日本では4匹にそれぞれ名前がつけられ、それらしいキャラクター付けがされています。名前があるだけで、人は相手に性格を感じてしまうものです。

  • 攻略法の存在

    上級者は決まったルートで面をクリアする攻略法を編み出していました。動きが読めるということは、何かルールがあるはずだと考えられたのです。

『パックマン』の4匹のモンスターには、それぞれ異なる追いかけ方が設定されていることが知られています。日本での名前はアカベエ、ピンキー、アオスケ、グズタ。アカベエはパックマンをまっすぐ追いかけ、ピンキーは進む方向の先を狙うなど、動き方のルールが個別に組み込まれていると言われます。

アオスケはアカベエの位置も関係する複雑な動きをし、グズタは近づきすぎると離れていくような動きを見せるとされています。開発者の岩谷徹さんは、ずっと追い回されるだけでは遊ぶのがつらくなるため、追いかける時間と散らばる時間を交互に設けた、という趣旨のことを語ってきたとされます。

ちなみに、パックマンのデザインは、一切れ欠けたピザを見て思いついたと言われています。開発者の岩谷徹さんは、「口」という漢字を丸めた形も発想のもとになったと語っているとされます。食べることをテーマにしたゲームらしい、なんとも食いしん坊な誕生秘話です。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら