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アニメ・エンタメ / ミッキーマウス

ミッキーの著作権が切れそうになるたび、法律が変わる

ミッキーマウスの著作権が切れる時期が近づくと、なぜかそのたびに著作権の期間が延びる。アメリカでは、そんなふうにささやかれてきました。

Since:1928年〜Evidence:3

ミッキーマウスが本格的にスクリーンデビューしたのは、1928年の短編アニメ『蒸気船ウィリー』とされます。口笛を吹きながら船の舵を取る、あの白黒のミッキーです。それから100年近く、ミッキーは世界でもっとも有名なキャラクターのひとつであり続けてきました。

ところで、作品の著作権には期限があります。期限が切れれば、誰でも自由に使えるようになる。ミッキーも本来なら、もっと早く「みんなのもの」になっていたはずだ、という人がいます。ところが、ミッキーの著作権が切れる時期が近づくと、不思議なことにアメリカで法律が改正され、保護期間が延びてきたというのです。

なかでも有名なのが、1998年に成立した著作権の保護期間を20年延ばす法律です。批判する人たちからは、皮肉を込めて「ミッキーマウス保護法」というあだ名で呼ばれました。ネズミ一匹のために、国の法律が動いたのではないか。そんな噂が、今も語り草になっています。

  • タイミングの一致

    アメリカでは1976年と1998年に、著作権の保護期間を延ばす法改正が行われたとされます。いずれも、初期のミッキー作品の保護期間が切れる時期を見越したようなタイミングだった、と指摘されてきました。

  • 「ミッキーマウス保護法」というあだ名

    1998年の法律には正式な名前がありますが、反対する人たちの間では「ミッキーマウス保護法」と呼ばれました。あだ名が広まったこと自体が、噂を象徴しています。

  • 法改正を支持する動き

    この法改正には、ディズニーを含むエンターテインメント業界が支持を表明していたと報じられています。業界の意向が影響したのでは、という見方につながりました。

1998年の法改正は、ミッキーのためだけに作られたものではなく、映画・音楽・出版など、あらゆる作品の保護期間に関わる改正でした。ヨーロッパで保護期間を延ばす動きがあり、それに足並みをそろえるという目的も説明されていたとされます。業界の支持があったことは知られていますが、法律は多くの権利者に共通するルールとして成立したものです。

その後、2024年1月1日に、『蒸気船ウィリー』のミッキーはアメリカで著作権の保護期間が終わり、パブリックドメインになったとされます。ただし自由に使えるのは、あくまでその初期の白黒のミッキーだけで、その後に描かれた姿のミッキーや、商標としてのミッキーは、引き続き保護されていると説明されています。

ちなみに、日本でも2018年の法改正で、著作権の保護期間が作者の死後50年から70年に延びたとされます。作品がいつ「みんなのもの」になるのかは、国ごとに、そして時代ごとに変わってきました。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら