映画のナウシカは、物語のほんの序章にすぎない
金色の野に降り立つ感動のラスト。けれど原作漫画には、その先に続くまったく別の結末がありました。
噂の内容
1984年に公開された『風の谷のナウシカ』。腐海に覆われた世界で、少女ナウシカが人と蟲との争いを止めようとする物語は、スタジオジブリ作品の原点とも言われる名作です。王蟲の群れの前に身を投げ出し、青き衣の者として金色の野に立つラストに、涙した人も多いでしょう。
ところがファンの間では、昔からこんな話が語り継がれています。「映画のナウシカは、本当の物語のほんの入口にすぎない」。実はこの作品には、宮崎駿監督自身が描いた原作漫画が存在し、映画はその序盤だけを切り取ったものだというのです。
原作漫画を読んだ人は、口をそろえてこう言います。映画とは別の作品だと思ったほうがいい、と。物語は映画のラストのはるか先まで続き、戦争はより大きく、世界の成り立ちはより深く、そしてナウシカが最後に下す決断は、映画の感動的な結末とは似ても似つかないものなのだとか。
腐海とは何なのか。なぜ世界はこうなってしまったのか。映画では語られなかった謎の答えが、漫画には描かれているといいます。映画しか知らない人にとっては、自分の知っているナウシカが別人のように思えるかもしれない。そう聞くと、ページを開くのが少しだけ怖くなってきませんか。
ささやかれる証拠
映画は
序盤だけ 映画化されたのは、原作漫画のうちおおむね初期の部分だと言われます。映画の公開後も連載は長く続き、物語は大きく広がっていきました。
長い
年月を かけた 連載 原作は映画の公開前から連載が始まり、完結したのは1990年代半ばでした。途中で映画制作などによる中断を挟みながら描き継がれたとされます。
明かされる
世界の 秘密 原作では、腐海や蟲たちが存在する理由など、映画では触れられなかった世界の成り立ちに踏み込んでいきます。映画を見た人ほど驚く展開だと言われます。
ナウシカの
最後の 選択 原作の終盤でナウシカは、世界の行く末を左右する重大な決断を下します。その選択の重さは、読者の間でいまも議論の的になっています。
表向きの説明
原作漫画『風の谷のナウシカ』は、宮崎駿監督がアニメ雑誌『アニメージュ』で1982年に連載を始め、1994年に完結させた作品で、単行本は全7巻にまとめられています。1984年の映画は、そのうち序盤にあたる部分をもとに、独自の結末を加えて作られたとされています。
原作の後半では、腐海が生まれた理由や、かつての人類が遺したものの正体が明らかになり、ナウシカは与えられた救済の筋書きを受け入れるかどうかという問いに向き合います。命とは何か、清らかさとは何かを問う結末は、映画とはまったく異なる印象を残すものとして、多くの読者に語られています。
ちなみに、映画の終盤で巨神兵が腐海を焼き払う迫力の場面は、のちに『新世紀エヴァンゲリオン』を生み出す庵野秀明さんが原画を担当したことで知られています。当時の庵野さんはまだ若手のアニメーターで、宮崎監督のもとで重要な見せ場を任されたわけです。その縁はのちに、短編『巨神兵東京に現わる』にもつながっていきます。
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さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら