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アニメ・エンタメ / ハローキティ

ハローキティに口がないのは、恐ろしい理由がある

世界中で愛される白い子猫には、なぜか口がありません。その理由をめぐって、背筋の寒くなる話が語られてきました。

Since:2000年代後半〜Evidence:3

赤いリボンをつけた白い子猫、ハローキティ。文房具からお菓子まで、あらゆるものに描かれた世界的な人気者です。けれど、よく見るとキティには口が描かれていません。笑っているのか、悲しんでいるのか、その表情ははっきりとはわからないのです。世界中の人に愛されながら、キティは一度も自分の気持ちを言葉で語ったことがありません。

2000年代の後半、アジアのインターネット掲示板を中心に、この「口がない理由」をめぐる不気味な話が出回りました。重い病に苦しむ娘を救うため、ある母親が人ならざるものと取引をした。その約束の証として生み出されたのがキティで、口がないのは娘の病を表しているのだ、というのです。話の細部は語り手によって少しずつ違い、それがまた妙な真実味を帯びさせていきました。

口のない顔は、声を奪われた証。そう聞かされると、あの愛らしい顔がどこか違って見えてきます。話は国境を越え、チェーンメールや掲示板の書き込みを通じて、さまざまな形に姿を変えながら各地へ広がっていきました。

かわいらしさの裏側に隠された、どこか寂しげな白い顔。あの静かな表情を見つめているうちに、ふと噂を思い出してしまう人もいるかもしれません。かわいいものほど、その裏側を想像したくなる。噂がここまで広がったのは、そんな人の心のせいかもしれません。

  • 口がないという事実

    キティに口が描かれていないのは本当のことです。確かな特徴があるからこそ、その理由を説明する物語が入り込む余地が生まれました。

  • 感情が読めない表情

    口がないことで、キティの顔は見る人によって楽しげにも寂しげにも見えます。この曖昧さが、悲しい由来話と結びつきやすかったと考えられます。

  • 世界的な知名度

    誰もが知っているキャラクターほど、意外な裏話は注目を集めます。「あのキティに実は」という落差が、話を広める原動力になりました。

ハローキティはサンリオが生み出したキャラクターで、1974年に誕生し、翌1975年に小物入れの商品として初めて登場したとされています。噂で語られるような取引や病気の話を裏付ける記録はなく、サンリオがそうした由来を示したこともありません。

口が描かれていない理由については、見る人が自分の気持ちを重ねられるように、という趣旨の説明がサンリオから語られてきました。うれしいときは一緒に喜んでいるように、悲しいときは寄り添ってくれているように見える。口がないことこそが、キティの魅力の核になっているとも言われます。

ちなみに、キティの公式プロフィールでは、本名はキティ・ホワイト、誕生日は11月1日、出身はイギリスのロンドン郊外とされています。身長はりんご5個分、体重はりんご3個分。好きな食べ物はママの焼いたアップルパイだと紹介されています。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら