赤いきつねは、東と西でつゆの味が違う
旅先で食べたいつものカップうどんが、なぜか違う味に感じた。その違和感には、ちゃんとした理由があると言われます。
噂の内容
出張で大阪を訪れた東京の会社員が、ホテルの部屋でいつもの赤いきつねにお湯を注ぎました。3分待ってひと口すすった瞬間、思わず首をかしげます。なんだか、つゆの色が薄い。味もあっさりしていて、いつもと違う気がする。疲れのせいだろうか。パッケージを見直しても、見慣れた赤いふたに同じロゴ。何も変わったところはありません。それとも、水が違うからだろうか。
実はこの体験、決して珍しいものではありません。「関西で食べたら別物だった」「実家の味と東京の味が違う」。そんな声は昔からあちこちで上がっていました。そして、こんな噂が広まっていきます。同じ名前、同じパッケージのカップうどんが、実は地域ごとにこっそり中身を変えて売られているのではないか、と。
噂はさらに先へ進みます。日本のどこかに、味の境界線が引かれている。その線をまたいだ瞬間、棚に並ぶカップうどんの中身が入れ替わるというのです。パッケージのどこかに、その印がひっそりと隠されているとも言われ、店頭で商品をひっくり返して見比べる人まで現れました。
見た目はまったく同じなのに、中身は違う。そう知ってしまうと、旅先のコンビニでついカップうどんを手に取りたくなってしまうのです。
ささやかれる証拠
実際に
味が 違って 感じる 地域をまたいで食べ比べた人が「味が違う」と感じた体験談は数多くあります。自分の舌で確かめられるからこそ、話に説得力が生まれます。
東西の
食文化の 差 関東は濃いめのつゆ、関西は色の薄いだしの効いたつゆ、という違いは広く知られています。その差がカップめんにも反映されているというのは、とても納得しやすい話です。
パッケージの
小さな 印 よく見ると商品に向け先を示すような小さな表記がある、という話が広まりました。見えにくいところに印があるという点が、秘密めいた雰囲気を強めています。
表向きの説明
東洋水産は、赤いきつねのつゆを地域の好みに合わせて作り分けているとされます。一般に、東日本向けはかつお節を効かせた濃いめのつゆ、西日本向けは昆布だしを効かせた色の薄いつゆとされ、ほかの地域向けの味も用意されていると言われます。
こうした作り分けは、各地で親しまれてきたうどんのつゆの違いを反映したものと考えられています。他社の和風カップめんにも、同じように地域によって味を分けている商品があります。どこで味が切り替わるのかについては、流通の事情なども関わるとされます。旅先でわざわざその土地向けの商品を買い、食べ比べを楽しむファンもいるようです。
ちなみに、「たぬき」の意味も地域によって変わります。東京では揚げ玉をのせたそばやうどんを指すのが一般的ですが、大阪では油揚げをのせたそばを「たぬき」と呼ぶことが多く、京都では刻んだ油揚げにあんをかけたものを指す場合もあるとされます。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら