カールが東日本で買えなくなった本当の理由
ある日突然流れた「カール販売終了」のニュース。店の棚から消えていくオレンジ色の袋に、多くの人が言葉を失いました。
噂の内容
2017年のある日、日本中に衝撃が走りました。ニュースやSNSで一斉に流れた「カール、販売終了へ」の見出し。子どものころから当たり前のようにそこにあった、あのオレンジ色の袋が消えてしまう。スーパーやコンビニの棚にはカールを求める人が押し寄せ、まとめ買いをする姿も見られたと言われます。
ところが、よくよく話を聞いてみると、どうやら全国から消えるわけではないらしい。販売が終わるのは東日本だけで、西日本ではこれからも買えるというのです。なぜ東だけなのか。なぜ西は残るのか。はっきりしない線引きに、人々はあれこれと理由を想像し始めました。そもそも、東と西の境目はいったいどこにあるのか。地図を広げて考え込む人までいたのです。
「本当は近いうちに西日本でも消えるのでは」「表向きの理由とは別に、何か事情があるのでは」。そんな憶測がネットを駆けめぐります。西日本へ旅行した人がお土産としてカールを買って帰る、という話まで聞かれるようになり、いつしかカールは、東日本の人にとって「遠くの味」になっていきました。
昨日まで近所で買えたお菓子が、ある日から県境の向こうの存在になる。その不思議な体験が、カールをめぐる数々の噂を生み出していったのです。
ささやかれる証拠
「販売終了」の
衝撃 当初、ニュースの見出しで「販売終了」という言葉が強く印象に残りました。そのため、全国から完全に消えると受け止めた人も多く、話が大きく広がりました。
東西で
分かれる 不思議 同じ国の中で、東では買えず西では買えるという状況は、あまり身近ではありません。境目がある理由が見えにくいことが、さまざまな想像を呼びました。
長年親しまれた
定番 カールは何十年も愛されてきたお菓子で、思い出と結びついている人も少なくありません。思い入れが強い商品ほど、「なぜ」という気持ちも強くなります。
表向きの説明
明治は2017年、カールの販売地域を縮小し、東日本での販売を終了すると発表しました。売り上げの減少などを受け、生産体制を見直したためと説明されています。当時は全国での販売終了と受け止められた報道もありましたが、販売は地域を絞って続けられることになりました。
現在は主に近畿地方より西の地域で販売されており、味のラインアップも「チーズあじ」と「うすあじ」に絞られているとされます。生産は四国の工場に集約されたと報じられています。東日本でも、一部の店舗や通信販売などで見かけることがあるようです。販売地域が縮小された後も、根強いファンに支えられ続けています。
ちなみに、カールが発売されたのは1968年です。当時はまだ「スナック菓子」という言葉もなじみが薄い時代で、カールは日本のスナック菓子の草分け的な存在とされています。のどかな田舎の風景とカールおじさんが登場するテレビCMも、長く親しまれてきました。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら