ドラえもんが青いのは、ネズミに耳をかじられたから
ドラえもんは、もともと青くなかった。その色を変えたのは、一匹のネズミと止まらない涙だったといいます。
噂の内容
青くて丸い体に、白いお腹と四次元ポケット。ドラえもんといえば、誰もがあの青い姿を思い浮かべるはずです。ところが、「ドラえもんは生まれたとき黄色かった」という話を聞いたことはありませんか。言われてみれば、ドラえもんの体が黄色かったなんて、にわかには信じがたい話です。
語られるのはこんな筋書きです。22世紀のロボット工場で生まれたドラえもんは、もともと黄色い体に、ちゃんと耳もついたネコ型ロボットでした。ところがある日、昼寝をしている間にネズミ型のロボットに耳をかじられてしまいます。ネコ型なのに、ネコらしいところが失われていく。その始まりが、この小さな事件でした。
鏡に映った耳のない自分の姿を見て、ドラえもんは大ショック。泣いて泣いて泣き続け、その涙で黄色い塗装がすっかり剥がれ落ち、あの青い体になってしまったというのです。ネズミを見ると大騒ぎするのも、このときの恐怖が忘れられないからだと言われます。
国民的キャラクターの誕生秘話にしては、あまりに切ない話です。いつも明るく、のび太を助けてくれるドラえもん。その青い体には、実は深い悲しみの記憶が刻まれていたのかもしれません。あの丸い背中を見るたびに、少しだけ胸が締めつけられる気がしてきます。
ささやかれる証拠
ネズミ嫌いの
徹底ぶり 作中のドラえもんは、ネズミを見ると取り乱すほど苦手にしています。その極端な反応には理由があるはず、と考えるのは自然なことです。
耳が
ない 不思議 ネコ型ロボットなのに耳がないのは、よく考えると奇妙です。その欠けた部分を説明する物語として、耳をかじられた話はすんなり受け入れられました。
黄色い
ドラえもんの 姿 作品の中で、黄色い姿のドラえもんが描かれる場面があります。見覚えのある人ほど、青い色には後から変わった理由があると感じやすいのです。
表向きの説明
耳をかじられて黄色から青に変わったという話は、作品の世界の中で語られてきた設定です。映画『2112年 ドラえもん誕生』などでも、ネズミ型ロボットに耳をかじられ、ショックの末に色が変わる経緯が描かれたとされています。ただし細かな経緯は、描かれた時期や媒体によって語られ方に違いがあると言われます。
一方、作者の藤子・F・不二雄さんが現実にドラえもんを青くした理由については、ひとつに定まった説明があるわけではありません。雑誌の表紙で目立つ色だったからという説などが語られていますが、作中の設定とは別の話として受け止めるのがよさそうです。
ちなみに、ドラえもんの誕生日は2112年9月3日とされています。公式のプロフィールでは身長129.3センチ、体重129.3キロと、身長と体重が同じ数字になっているのも有名です。胸囲も129.3センチとされ、なんとも丸いドラえもんらしい設定です。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら