ディズニーランドには秘密の会員制クラブがある
華やかなパークの中に、看板も出さずに佇む一枚の扉。その奥には、選ばれた人しか入れない世界があるといいます。
噂の内容
誰でも入れて、誰もが主役になれる。それがディズニーランドの魅力のはずです。ところが昔から、ファンの間でこんな話が語り継がれてきました。「パークの中には、ごく一部の人しか入れない秘密のクラブがある」。
場所はカリフォルニアのディズニーランド、ニューオーリンズ・スクエアの一角。古い港町を思わせる街並みに溶け込んだ扉の横には、小さく「33」の数字が添えられているだけ。その奥では、豪華な食事と特別なもてなしが待っていると言われます。壁には美術品が飾られ、パークのにぎわいが嘘のような静けさに包まれている。ゲストが歩く通りのすぐ裏側で、まったく別の時間が流れているというのです。
入会するには何年も順番を待たなければならず、会費は驚くほど高額。しかも会員の顔ぶれは公表されておらず、どんな著名人が名を連ねているのか、外からはほとんどわかりません。まるでスパイ映画に出てくる秘密結社のような話です。会員だけが、そっと扉を開けて中へ消えていくのです。
噂好きの間では、「33」という数字の意味をめぐっても想像が膨らみました。秘密の暗号なのか、それとも特別な誰かを示す数字なのか。夢の国の片隅に、大人だけの謎めいた扉がある。そう聞くと、つい扉の前で足を止めたくなります。
ささやかれる証拠
目立たない
入口 扉には派手な看板がなく、番号が添えられているだけと言われます。知らなければ通り過ぎてしまう控えめさが、秘密めいた雰囲気を強めています。
長い
入会待ち 入会には長い順番待ちがあると伝えられ、実際に入った人の話をなかなか聞きません。手が届かないものほど、人は神秘的に感じるものです。
「33」と
いう 数字 由来がはっきり語られない数字は、それだけで想像をかき立てます。暗号説や秘密結社説など、さまざまな解釈が生まれました。
表向きの説明
クラブ33は実在する会員制の施設で、1967年にカリフォルニアのディズニーランド内に開業したとされています。もともとはウォルト・ディズニーが、協賛企業の関係者や来賓をもてなす場として構想していたと言われます。東京ディズニーランドにも、同じ名前の会員制レストランがあることが知られています。
「33」の由来については、所在地の住所「ロイヤル・ストリート33番地」にちなむという説明が広く知られていますが、当時の協賛企業の数に由来するという説なども語られてきました。会員制度の詳細は公表されていない部分も多く、その控えめな情報の出し方が、噂の余地を残し続けているようです。
ちなみに、カリフォルニアのディズニーランドでは長いあいだパーク内でアルコールが提供されておらず、クラブ33はその例外として知られていました。一般のゲストもパーク内でお酒を楽しめるようになったのは、2019年に開業した「スター・ウォーズ」エリアの酒場からとされています。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら