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アニメ・エンタメ / ポリビアス

遊んだ者の記憶を奪う、謎のゲーム機があった

1981年、アメリカのゲームセンターに突然現れ、跡形もなく消えた一台。その名は「ポリビアス」といいます。

Since:2000年頃〜Evidence:3

時は1981年、場所はアメリカ・オレゴン州ポートランドの郊外。ある日、町のゲームセンターに見慣れない黒い筐体が置かれました。画面に映るのは、誰も見たことのない幾何学模様。名前は『ポリビアス』。遊んだ子どもたちはたちまち夢中になり、筐体の前には長い列ができたと言われます。

ところが、しばらくすると奇妙なことが起き始めます。遊んだ子どもが頭痛やめまいを訴える。悪夢にうなされる。ひどい場合は記憶が抜け落ち、それでもゲームをやめられなくなる。そんな話が、町のあちこちで聞かれるようになりました。親たちは首をかしげ、医者も原因を説明できなかった、と語られます。

さらに不気味なのが、黒い服を着た男たちの目撃談です。彼らは閉店後にやってきては筐体を開け、何かのデータを持ち去っていく。ゲーム機は政府の秘密実験の装置で、子どもたちは知らないうちに被験者にされていたのではないか、とささやかれました。男たちは何かを書き留めていた、という証言まであります。

そしてある日、『ポリビアス』は現れたときと同じように、忽然と姿を消します。残されたのは、遊んだという人々の曖昧な記憶だけでした。筐体がどこへ運ばれたのか、誰が置いていったのか。その手がかりすら、どこにも残されていませんでした。

  • 具体的すぎる舞台

    年代や地名がはっきり語られているため、作り話にしては妙に生々しく感じられます。細部の具体性が、話の信頼度を上げていました。

  • 当時の不安な空気

    1980年代初め、ゲームセンターの流行は子どもへの悪影響を心配する声も生んでいました。そうした大人たちの不安が、噂の土台になったと考えられます。

  • 黒服の男たち

    政府の秘密機関のような人物が登場することで、話はぐっとスリリングになります。確かめようのない存在ほど、否定することも難しいのです。

『ポリビアス』の名前がインターネット上で広く知られるようになったのは、2000年頃にアーケードゲームの情報サイトに掲載されたことがきっかけとされています。ただ、実物の筐体やゲームのデータ、当時の販売記録など、存在を裏付ける資料は見つかっていません。

噂の背景としては、1981年ごろのポートランド周辺で、ゲーム中に体調を崩した若者がいたという報道や、ゲームセンターが捜査の対象になった出来事があったことなどが指摘されています。実際にあったいくつかの出来事が混ざり合い、ひとつの伝説に育っていったと見る説明が一般的です。

ちなみに、「ポリビアス」という名前は、古代ギリシャの歴史家ポリュビオスに由来すると考えられています。彼の名前は、文字を数字の組み合わせに置き換える暗号「ポリュビオス暗号」にも残っています。謎のゲームに暗号ゆかりの名前がついていることも、噂のミステリアスさを引き立てています。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら