日本のクリスマスがケンタッキーなのは、ある店長の機転から
欧米の人が驚く、日本のクリスマスの定番。その始まりは、ひとりの外国人客のつぶやきだったと言われます。
噂の内容
12月24日の夕方、ケンタッキー・フライド・チキンの店先には長い行列ができます。予約したバーレルを受け取りに来た家族連れ、仕事帰りに駆け込む会社員。日本ではすっかりおなじみの光景ですが、海外の人に話すと「なぜチキン?」「なぜケンタッキー?」と目を丸くされることも少なくありません。
その始まりには、こんな物語が語られています。日本に1号店ができて間もないころ、ある店に外国人のお客さんがやってきて、こうこぼしたというのです。「日本では七面鳥が手に入らない。クリスマスはチキンで我慢するしかないね」。その言葉にひらめいた若い店長が、クリスマスにチキンを売り出そうと考えた。それが、今に続く日本独自の習慣の出発点になったのだ、と。
さらに話はふくらみます。店長はサンタクロースに扮して幼稚園のパーティーに出向き、子どもたちを大喜びさせた。その評判が口コミで広がり、クリスマスといえばケンタッキー、というイメージが少しずつ根づいていった。そんな、まるで絵本のようなエピソードまで語られているのです。
たったひと言のつぶやきが、国じゅうの食卓を変えてしまった。そう聞くと、あの赤と白のバーレルが、少しだけ特別なものに見えてきませんか。
ささやかれる証拠
欧米の
ごちそうに 近い 欧米のクリスマスでは七面鳥やローストチキンを囲む習慣があることが、日本でも知られていました。「本場のごちそうの代わり」という説明は、とても自然に受け入れられます。
当事者の
証言が ある 店長のエピソードは、同社の関係者が取材などで語ってきた話として知られています。本人の口から語られた物語だからこそ、強い説得力を持っています。
日本だけの
習慣 クリスマスにフライドチキンを食べる習慣は、海外ではあまり一般的ではないとされます。日本独自の文化だからこそ、「何か特別なきっかけがあったはず」と考えたくなるのです。
表向きの説明
日本ケンタッキー・フライド・チキンは1970年に日本1号店を開き、1974年ごろからクリスマス向けのキャンペーンを本格的に展開したとされます。店長のエピソードは同社の関係者が語ってきた話として知られていますが、細部は語り手や媒体によって異なる部分もあります。
当時は家庭にオーブンが十分に普及しておらず、ごちそうを手軽に用意できる選択肢が求められていたとも言われます。欧米のクリスマスへの憧れ、テレビCMなどの広告、予約販売の便利さなど、いくつもの要因が重なって定着していったと考えられています。今ではクリスマス時期の予約注文が、年末の恒例行事のようになっています。
ちなみに、12月になると店頭のカーネル・サンダース像がサンタクロースの衣装を着ていることがあります。白いひげと眼鏡に赤い服という組み合わせは意外なほどよく似合い、日本の冬の街角でおなじみの風景になっています。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら