仮面ライダーのモチーフは、実はバッタ
大きな複眼、二本の触角、そして緑の体。正義のヒーローの顔には、ある昆虫の姿が隠れているといいます。
噂の内容
1971年に放送が始まった『仮面ライダー』。バイクにまたがり、悪の組織ショッカーと戦う正義のヒーローは、子どもたちの間で「変身」ブームを巻き起こしました。友だち同士で変身ポーズを真似し合った思い出がある人も多いのではないでしょうか。あれから半世紀以上、シリーズはいまも新作が作られ続けています。
そんな仮面ライダーについて、「あの顔のモチーフはバッタなんだって」という話を聞いたことはありませんか。言われてみれば、大きな赤い目は昆虫の複眼に見えなくもない。額から伸びる二本のアンテナは、確かに触角のようです。緑がかった体の色も、草むらにいる昆虫を思わせます。
さらに噂では、「最初からバッタだったわけではない」という話も語られます。はじめはもっと恐ろしい姿で構想されていたものが、いくつもの変更を経て、いまのバッタの顔にたどり着いた。その過程には、作り手たちの迷いや偶然が重なっていた、というのです。
かっこいいヒーローの正体が、原っぱで跳ねるあの小さな虫だったとは。そう知ってから見返すと、ライダーキックがバッタの跳躍に見えてくるから不思議です。子どもたちの憧れのヒーローは、意外にも身近な生き物から生まれていたのかもしれません。
ささやかれる証拠
複眼のような
目 仮面ライダーの大きな目は、昆虫の複眼を思わせる形をしています。ヒーローにしては生き物らしいデザインが、モチーフへの想像をかき立てます。
跳躍力と
キック 必殺技のライダーキックは、高く跳び上がってから放つ技です。バッタの跳躍力を思わせる動きが、モチーフとのつながりを感じさせます。
敵も
改造人間 ショッカーの怪人は、動物や昆虫の能力を持つ改造人間として描かれていました。ヒーローも同じ仕組みで生まれたなら、何かの生き物が元になっているはずだと考えられたのです。
表向きの説明
『仮面ライダー』は石ノ森章太郎さんの原作による作品で、主人公の本郷猛は、悪の組織ショッカーによってバッタの能力を持つ改造人間にされた青年として描かれています。バッタがモチーフであることは、作品の設定として示されているものです。
デザインが固まるまでには、ドクロをモチーフにした案など、いくつかの構想があったと伝えられています。最終的にバッタが選ばれた理由については、自然の生き物の力を持つヒーローという発想などが語られていますが、細かな経緯には諸説があるようです。原作者の石ノ森さんが、テレビと並行して漫画版の『仮面ライダー』も描いていたことも知られています。
ちなみに、放送開始から間もなく、主演の藤岡弘、さんが撮影中の事故で大けがを負ったことが知られています。その間も物語を続けるため、新たな主人公として登場したのが仮面ライダー2号でした。のちにシリーズの定番となる「変身ポーズ」は、この2号の登場とともに生まれたと言われます。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら