九州最大の湖には巨大生物イッシーが泳いでいる
開聞岳を望む静かなカルデラ湖。その湖面を、黒いこぶが2つ、ゆっくりと進んでいったといいます。
噂の内容
鹿児島県の薩摩半島南部、美しい円すい形の開聞岳のふもとに、ほぼ丸い形をした湖があります。九州最大の湖、池田湖です。火山の噴火でできたカルデラ湖で、深さは200メートルを超えるとされます。この深い青い水の中に、巨大な何かが潜んでいると噂されてきました。春先には湖畔に菜の花が咲き誇る、のどかな観光地でもあります。
騒ぎが大きくなったのは1978年のこと。湖畔にいた大勢の人が、水面に黒いこぶのようなものが浮かび、移動していく様子を見たと言われています。ネス湖のネッシーにならって、湖の名前から「イッシー」と名付けられ、その名は一気に全国へ広まりました。こぶの数や大きさは、人によって少しずつ違って語られたと言われます。
地元では対策のための組織が作られたとも言われ、湖畔にはカメラを構えた見物客が集まりました。その後も目撃は続き、ビデオに映った映像がテレビで紹介されたこともあります。水面を進む大きな影に、多くの人が息をのみました。イッシーの名は全国ニュースにもなり、池田湖は一躍「怪獣の湖」として知られるようになりました。
今も池田湖の湖畔には、イッシーをかたどった像が立っています。穏やかな湖面を眺めていると、あの黒いこぶが今にも浮かんでくるような気がしてくるのです。
ささやかれる証拠
大勢が
同時に 目撃 1978年の目撃では、その場に居合わせた多くの人が同じものを見たとされます。集団で見たという点が、信じる人の大きな根拠になっています。
湖が
とても 深い 池田湖は深さ200メートルを超えるとされ、大きな生き物が身を隠せる余地があると考えられてきました。
映像が
記録されている 湖面を進む影をとらえたとされるビデオ映像が撮影され、テレビでも紹介されました。何かが泳いでいたこと自体は確かではないか、という声があります。
表向きの説明
池田湖は、大型のウナギであるオオウナギが棲むことで知られています。オオウナギは大きなものでは体長1メートルを優に超え、太さも人の腕ほどになるとされます。イッシーの正体として、このオオウナギや、湖に放流された大きな魚、あるいは水鳥の群れや波などが候補に挙げられています。
これまでに正体を示す決定的な証拠は見つかっていません。複数の人が同時に見た「こぶ」の正体も、はっきりとは分かっていないのが現状です。今ではイッシーは湖の観光を盛り上げる存在として、地元で親しまれています。湖が深く、水中の様子を直接確かめるのが難しいことも、謎が残る理由のひとつです。
ちなみに、池田湖の近くでは、湖に棲むオオウナギを間近に見られる施設もあり、その太さに驚く観光客も多いと言われます。オオウナギは南の海で生まれ、川をさかのぼって育つ生き物です。遠い海から来た大ウナギが、怪物伝説の一端を担っているのかもしれません。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら