山奥の湖には2メートルを超える巨大魚が潜む
登山道を何時間も歩いた先にある山上の湖。その深みには、人の背丈を超える謎の魚がいると言われています。
噂の内容
山形県の朝日連峰の奥深く、車ではたどり着けない山の中に、大鳥池という湖があります。登山口から数時間歩いて、ようやく姿を見せる静かな湖。この湖に、地元で昔から「タキタロウ」と呼ばれる巨大な魚が棲んでいると言われてきました。標高の高い場所にあり、冬は深い雪に閉ざされるとされます。
言い伝えによれば、タキタロウは体長2メートルにも及ぶとも、それ以上とも言われます。昔の山人や釣り人の間では、とてつもなく大きな魚がいるという話がひそかに語られていたとされます。その身は美味しく、捕まえた者はめったにいない。まさに幻の魚です。名前の由来ははっきりしませんが、地元の人々にとっては昔からなじみのある呼び名だと言われます。
話が広く知られるようになったのは1980年代。湖を訪れた人々が、水中を泳ぐ巨大な魚の影を見たと伝えられ、テレビや新聞が取り上げたことで、全国的な話題になりました。その後、調査隊が組まれ、魚群探知機や網を使った本格的な調査も行われたと言われます。山奥の湖に、多くの研究者や愛好家が足を運んだと言われます。
それでも、2メートル級の巨大魚が捕まったという話はありません。雪深い山奥の湖は、一年の多くを静けさの中で過ごします。その冷たい水の底で、タキタロウは今も人知れず泳いでいるのかもしれません。
ささやかれる証拠
昔からの
言い 伝えが ある タキタロウの名は、地元で古くから語られてきたとされます。最近のブームで生まれた話ではない、という点が信じる人の根拠です。
巨大な
魚影の 目撃 1980年代には、湖の中を泳ぐ大きな魚の影を見たという目撃が伝えられています。複数の人が見たとされることが、話題を広げました。
人が
近づきにくい湖 大鳥池は山奥にあり、気軽に訪れることができません。調査が難しいぶん、まだ知られていないことがあってもおかしくない、と考えられています。
表向きの説明
大鳥池で行われた調査では、大型のイワナの仲間が捕獲されたことがあるとされ、タキタロウの正体はイワナなどが大きく育ったものではないかという見方があります。餌となる生き物の豊かさや水温などの条件によって、同じ種類の魚でも大きさに差が出ることは知られています。湖の中でほかの魚を食べて育った個体は、特に大きくなると考えられています。
ただし、言い伝えにあるような2メートル級の魚は確認されていません。目撃された魚影の大きさは、水の屈折や距離感によって実際より大きく見えることもあると指摘されています。本当にどこまで大きくなるのか、その答えはまだ湖の中にあります。山奥の湖では、調査の機会そのものが限られているのです。
ちなみに、大鳥池へは車道がなく、今も山道を歩いて向かうしかありません。湖畔には山小屋があり、朝日連峰の以東岳を目指す登山者の拠点になっています。幻の魚に会いに行くには、それなりの覚悟と体力が必要というわけです。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら