ウラ話大全URA-BANASHI
UMA・未確認生物 / 北アメリカの森

北米の森には巨人ビッグフットが暮らしている

森の奥に残された、人間の倍はある巨大な足跡。その持ち主は、今も木々の間から見ている。

Since:1950年代〜現在Evidence:3

アメリカ北西部からカナダにかけて広がる、深い針葉樹の森。そこに身長2メートルを超える毛むくじゃらの巨人が住んでいる、という噂があります。二本足で歩き、体は黒や茶色の毛に覆われ、強烈なにおいを放つ。その名はビッグフット、先住民の言葉に由来するとされる「サスカッチ」とも呼ばれます。

名前が広まったのは1958年。カリフォルニア州北部の工事現場で、作業員が巨大な足跡を見つけ、石膏で型を取りました。地元紙がこの足跡の主を「ビッグフット」と呼んで報じると、その呼び名は瞬く間に全米に知れ渡ります。

そして1967年、同じカリフォルニアのブラフ・クリークで、あの有名な映像が撮られました。川辺を歩く大きな影が、ふとカメラの方を振り返る。わずか1分ほどのフィルムですが、「パターソン・ギムリン・フィルム」として今も繰り返し分析され続けています。ぶれた画面の粗さが、かえって想像をかき立てます。

以降も目撃談は数えきれません。夜の森に響く謎の叫び声、木の枝で組まれた奇妙な構造物、トレイルカメラに映るぼやけた人影。広大な森のどこかに、見つかっていない隣人がいるのではないか。そう感じさせるだけの広さが、北米の森にはあります。目撃の報告は、北米のほぼ全域から寄せられていると言われます。

  • 映像の動きがリアル

    1967年のフィルムに映る姿は、腕の振りや筋肉の動きが着ぐるみとは思えないと主張する人がいます。半世紀以上たっても、決着がついていない映像です。

  • 先住民の伝承

    北米の先住民の間には、森に住む毛深い巨人の話が古くから伝わっているとされます。ブームより前から語られていた、という点が根拠に挙げられます。

  • 足跡の型が大量にある

    各地で採取された足跡の石膏型は膨大な数にのぼると言われます。すべてが作り物だとしたら、あまりに手が込んでいる、というわけです。

1958年の足跡については、現場の関係者だったレイ・ウォレスが2002年に亡くなった後、家族が「木彫りの大きな足で足跡をつけていた」と明かしたと報じられています。1967年のフィルムについても、着ぐるみを着ていたと名乗り出た人物がいますが、真偽については今も意見が分かれています。

これまでにビッグフットの骨や遺体は見つかっておらず、毛などとして持ち込まれた試料の多くは、クマやオオカミ、人間など既知の生き物のものと判定されてきました。後ろ足で立ち上がったクマを見間違えた可能性もよく指摘されます。とはいえ、目撃談の一つひとつを検証しきることは難しく、森の噂は消えていません。

ちなみに、アメリカ・ワシントン州のスカマニア郡では、1969年にビッグフットを殺すことを禁じる条例が作られたと言われます。存在が確認されていない生き物を法律で守る、という前代未聞の対応です。本気なのか、観光向けのユーモアなのか。どちらにしても、住民がビッグフットを大切に思っていることは伝わってきます。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら