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企業・食べ物 / コカ・コーラ

コカ・コーラには昔、コカインが入っていた

「コカ」はコカの葉の「コカ」。世界一有名な炭酸飲料には、名前どおりの過去があると言われます。

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1886年、アメリカ南部のアトランタ。薬剤師のジョン・ペンバートンが、ある「薬用飲料」を生み出しました。疲れに効く、頭がすっきりする。そんな触れ込みで、ドラッグストアのソーダ・ファウンテンで一杯ずつ売られていたと言われます。当時のアメリカでは、怪しげな効能をうたう「特許薬」が大流行。頭痛薬も強壮剤も、今では考えられない成分を平気で含んでいた時代でした。

その名はコカ・コーラ。原料として名前に掲げられていたのは、南米原産のコカの葉と、カフェインを含むアフリカ原産のコーラの実です。そしてコカの葉といえば、麻薬コカインの原料。つまり、あの黒い液体には、かつて本物のコカインが入っていたのではないか。そんな噂が長くささやかれてきました。

話はさらに続きます。実は今でも秘密の方法でコカの葉が使われているのではないか。門外不出のレシピは金庫の奥深くにしまわれ、中身を知る人はごくわずか。そう聞けば、何か隠しているのではと勘ぐりたくもなります。一度飲むとまた飲みたくなる、あの不思議な中毒性。その正体こそ、今も残る「葉の力」なのではないか。そんな想像が、噂にさらなる燃料を注いできました。

爽やかなCMの裏に眠る、薬局時代のもうひとつの顔。世界中で毎日飲まれている飲み物の出発点は、想像以上に刺激的だったのかもしれません。

  • 名前がそのまま証拠?

    商品名の「コカ」はコカの葉、「コーラ」はコーラの実に由来するとされています。原料名を堂々と名前に入れている以上、疑われるのも無理はありません。

  • 薬局生まれの飲み物

    コカ・コーラは誕生当初、薬剤師がつくり、薬局で売られていたとされます。当時の「元気が出る」という宣伝文句も、何かの成分が効いていたのではと想像をかき立てます。

  • 門外不出のレシピ

    コカ・コーラの原液の配合は厳重に秘密にされていることで有名です。中身が公開されていないことが、「まだ何か入っているのでは」という疑いを長く生き延びさせてきました。

コカ・コーラが1886年に誕生した当初、原料にコカの葉のエキスが使われており、微量のコカインが含まれていたとされます。当時のアメリカではコカインの規制がまだ緩く、薬や飲料、歯痛止めなどに使われる例は珍しくありませんでした。その危険性が社会問題として広く認識されるのは、もう少し後のことです。

その後、20世紀初頭にはコカインを取り除いた葉のエキスに切り替えられたとされ、現在の製品にコカインは含まれていません。コカの葉の風味成分については、コカインを除去する処理を行う特別な許可を受けた業者が扱っていると報じられていますが、同社はレシピの詳細を公表していません。

ちなみに、「Coca-Cola」という名前と、流れるような筆記体のロゴを考えたのは、ペンバートンの共同経営者で経理を担当していたフランク・ロビンソンだとされています。2つのCを並べると響きがよいという理由だったとも言われます。100年以上前に帳簿係が書いた文字が、今も世界中の自動販売機に並んでいるのです。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら