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陰謀論・秘密結社 / ギザの大スフィンクス

スフィンクスの地下には、失われた文明の記録庫が眠っている

ピラミッドの前にうずくまる巨大なスフィンクス。その足元の地下深くに、海に沈んだ超古代文明の記録を納めた秘密の部屋がある、とささやかれてきました。

Since:古代エジプト〜Evidence:4

エジプト・ギザの台地で、何千年も東の地平線を見つめ続けてきた大スフィンクス。ライオンの体に人の頭を持つこの巨像は、ピラミッドを守る番人だと言われてきました。けれど、守っているのはピラミッドではなく、自分の足の下に隠されたものだ、という噂があります。

その「もの」とは、はるか昔に海へ沈んだとされるアトランティスの人々が、滅亡の前に書き残した記録です。高度な文明の歴史と知恵をすべて書きとめた文書が、スフィンクスの足元から地下へ続く部屋に、そっと納められている。人々はこの部屋を「記録の間」と呼びました。

この話を広めたのは、20世紀前半のアメリカで活動した霊能者エドガー・ケイシーだとされます。眠ったような状態で語る「リーディング」の中で、彼はスフィンクスの近くに記録の部屋があり、いつか見つかる日が来ると語ったと言われています。

部屋の入り口は、スフィンクスの前足のあたりにある。そう信じる人々は、発掘の許可がなかなか下りないことにさえ、「見つかっては困る何かがあるからだ」という意味を読み取ってきました。

  • 地下の空洞らしき反応

    1990年代に行われたとされる地震波を使った調査で、スフィンクスの足元の岩盤の下に、空洞らしき反応が見つかったと報じられました。これが「記録の間」の入り口ではないかと、噂を一気に勢いづかせました。

  • 胴体に残る謎の穴

    スフィンクスの体には、いくつかの小さな穴や通路があることが知られています。どこへ通じているのかと、昔から多くの人の想像をかき立ててきました。

  • 雨の跡に見える浸食

    ある地質学者が、スフィンクスを囲む岩壁のえぐれ方は、長く激しい雨によるものではないかと唱えたとされます。もしそうなら、砂漠になる前のもっと古い時代に造られたことになり、「超古代文明が関わっていた」という説と結びつけられました。

  • 長く砂に埋もれていた巨像

    スフィンクスは長い歴史のあいだ、何度も首元まで砂に埋もれていたとされます。姿が隠れていた時代が長いほど、「まだ誰も見ていない場所があるはずだ」という想像も広がります。

エジプト学では、大スフィンクスは古王国時代、カフラー王のころ(紀元前2500年ごろ)に、台地の岩山を彫り出して造られたと考えるのが一般的です。すぐ近くのカフラー王のピラミッドや神殿と位置や造りが結びついていることが、その根拠とされています。雨による浸食説には、別の原因でも説明できるとする反論が多く、主流の考え方にはなっていないとされます。

胴体の小さな穴や通路は、これまでに調べられていて、奥へ深く続くものではなかったとされます。地下の空洞らしき反応についても、岩盤にもともとある割れ目やくぼみの可能性があると考えられており、「記録の間」の存在を示すものは見つかっていません。アトランティスそのものも、古代ギリシャの哲学者プラトンの著作に登場する物語だと考えるのが一般的です。

ちなみに、スフィンクスの両前足のあいだには、「夢の碑文」と呼ばれる石碑が立っています。のちの時代の王が、砂に埋もれたスフィンクスの前で眠ったところ、夢に現れたスフィンクスから「砂を取り除いてくれたら王にしよう」と告げられた、という話が刻まれているとされます。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら