ウラ話大全URA-BANASHI
陰謀論・秘密結社 / 地球

地球は本当は平らで、NASAがそれを隠している

海を眺めると水平線はどこまでもまっすぐ。地球が丸いというのは壮大な嘘ではないか、という説があります。

Since:2010年代に再流行Evidence:3

海辺に立って、遠くの水平線を眺めてみてください。右から左まで、定規で引いたようにまっすぐです。もし地球が本当に丸いなら、どこかが少しくらい曲がって見えてもいいはずではないか。そんな素朴な疑問から、この説は始まります。

地球平面説の支持者によれば、地球は巨大な円盤のような形をしています。中心には北極があり、外周をぐるりと南極の氷の壁が囲んでいる。私たちが教わってきた丸い地球の姿は、宇宙機関や政府が作り上げた虚像だというのです。

この考え方自体は19世紀のイギリスでも唱えられていましたが、爆発的に広がったのは2010年代のこと。動画サイトに投稿された検証動画が次々と拡散され、世界各地で愛好家の集会が開かれるようになりました。ドキュメンタリー映画の題材になるほどの盛り上がりです。国連の旗に描かれた、北極を中心に広がる世界地図こそが本当の地球の姿だ、と語る支持者もいます。

彼らは言います。宇宙からの写真なんて、いくらでも加工できる。自分の目で見たものだけを信じよう、と。実際に自作のロケットで上空から確かめようとした人まで現れました。見慣れた地球儀が、急に疑わしく見えてきませんか。真実は、足元の地面にあるのでしょうか。

  • 水平線がまっすぐに見える

    地上から見る限り、水平線は平らにしか見えません。「見たままが真実」という感覚に強く訴えかける、最もわかりやすい根拠とされています。

  • 宇宙写真は加工できる

    現代の画像編集技術なら、丸い地球の写真を作ることなど簡単だ、と支持者は主張します。一般人が自分で宇宙へ行って確かめられない点も、疑いを深めています。

  • 地面が動いている実感がない

    地球が高速で自転しているなら、もっと揺れや風を感じるはずだ、という疑問です。体感と教科書の説明のギャップが、説の入り口になっています。

地球が球体であることは、古代から観測によって確かめられてきました。紀元前3世紀には、ギリシャの学者エラトステネスが、離れた2地点での太陽の影の角度の違いから、地球の大きさをかなり正確に見積もったとされます。

水平線がまっすぐに見えるのは、地球が人間の視野に比べて非常に大きいためです。遠ざかる船が船底から見えなくなることや、月食のとき月に映る地球の影がいつも丸いこと、南半球と北半球で見える星座が違うことなども、地球が丸いことで説明できます。現在では人工衛星からの観測や、多くの宇宙飛行士による撮影でも確認されています。

ちなみに、「中世ヨーロッパの人々は地球が平らだと信じていた」という話自体も、実は俗説だとされています。当時の知識人の多くは地球が丸いことを知っていました。この誤解は19世紀に書かれたコロンブスの伝記などを通じて広まったと言われています。もうひとつ、ネットで定番の反論があります。「もし地球が平らなら、猫がとっくに端から全部落としているはず」。机の上のコップを前足でちょいちょいと押して床へ落とす、あの猫たちです。地球に端がないことの、いちばん説得力のある証拠かもしれません。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら