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陰謀論・秘密結社 / 月

月は中が空洞の人工天体だ

宇宙飛行士が月に置いた地震計が、奇妙な揺れを記録しました。月はまるで、鐘のように鳴り続けたと言われます。

Since:1970年代〜Evidence:4

夜空に浮かぶ月は、私たちにとって最も身近な天体です。ところが、この月が自然にできた星ではなく、中身をくり抜かれた巨大な人工物だ、という説があります。誰が、何のために作ったのか。そんな途方もない話が、半世紀以上にわたって語り継がれてきました。

きっかけのひとつとされるのが、アポロ計画です。宇宙飛行士たちは月面に地震計を設置し、役目を終えた宇宙船の一部をわざと月面に落として、その揺れを測りました。すると、揺れは短い衝撃で終わらず、1時間近くも続いたとされます。その様子は、中が空洞の鐘を叩いたときのようだった、と語られるようになりました。

同じころ、ソ連の二人の研究者が、月は宇宙のどこかの知的生命体が作った宇宙船ではないか、という大胆な論文を雑誌に発表したとされます。月の内部は空洞で、硬い殻に覆われている。そう考えれば、月の不思議な性質が説明できる、というのです。

月の大きさが、地球の衛星としては不自然なほど大きいこと。月がいつも同じ面を地球に向けていること。皆既日食のとき、月が太陽をぴったり覆い隠すこと。こうした偶然の数々も、誰かが計算して置いたからではないか、とささやかれます。今夜見上げる月は、本当にただの岩の塊なのでしょうか。

  • 鐘のように揺れた月

    アポロ計画で宇宙船の一部を月面に衝突させた際、揺れが長時間続いたと記録されたとされます。内部が空洞だから響いたのでは、というのがこの説の最大の根拠です。

  • ソ連の研究者による宇宙船説

    1970年ごろ、ソ連の研究者二人が、月は人工の宇宙船だとする論文を発表したと言われます。専門家が唱えたという点が、説に独特の説得力を与えてきました。

  • 地球より軽い月

    月の平均密度は地球よりかなり小さいことが知られています。中身が詰まっていないからではないか、と空洞説に結びつけて語られます。

  • できすぎた偶然

    月と太陽が空の上でほぼ同じ大きさに見えることや、衛星としての大きさなど、月には偶然とは思えない性質が多いと主張されます。

月震の揺れが長く続いたのは、月の地下が乾燥していて細かくひび割れた岩でできているためと考えられています。地球の岩石は水分を含み、揺れのエネルギーが早く弱まりますが、水のほとんどない月では揺れが散らばりながら長く残るのだとされます。長く揺れたことは、中が空洞であることを示すものではありません。また、アポロの月震データやその後の探査機による重力の精密な観測からは、月の内部に地殻やマントル、小さな核があると考えられており、大きな空洞があることを示す観測結果は得られていません。

月の密度が地球より小さいのは、月が主に岩石でできていて、重い鉄の核が小さいためと説明されています。月の成り立ちについては、誕生間もない地球に別の天体が衝突し、飛び散ったかけらが集まってできたとする説が有力とされています。ソ連の研究者による宇宙船説は、科学的な論文としてではなく、一般向けの雑誌記事として発表されたものとされ、学界で支持されている考えではありません。

ちなみに、月は少しずつ地球から遠ざかっていて、その速さは1年に約3.8センチメートルとされます。アポロ計画で月面に置かれた反射鏡にレーザーを当てることで、今も精密に測り続けられています。皆既日食で月が太陽をぴったり隠せるのは、はるかな宇宙の歴史の中では、今の時代だけの特別な光景なのかもしれません。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら