カナダの湖には先住民が恐れた大蛇が潜む
湖を渡る前には、必ず生き物を捧げなければならない。そう言い伝えられてきた湖の主が、今も目撃されています。
噂の内容
カナダ西部、ワインの産地としても知られるオカナガン地方。南北に細長く伸びるオカナガン湖には、巨大な生き物が棲んでいると言われます。長い胴体をくねらせ、いくつものこぶを水面に出しながら泳ぐ。その名はオゴポゴです。その大きさは数メートルとも十数メートルとも、目撃者によってさまざまに語られます。
この湖の怪物の話は、ヨーロッパからの入植者が来るずっと前から語られていたとされます。先住民の間では、湖に棲む恐ろしい存在として伝えられ、カヌーで湖を渡る際には、なだめるために小さな動物を捧げたという話が残っています。湖の中の島は、その怪物のすみかだとも言われてきました。湖が荒れるのは怪物が機嫌を損ねているからだ、と考えられていたとも言われます。
入植者が増えた19世紀以降も、目撃談は途切れませんでした。丸太のような胴体が水面を進んでいた、馬のような頭を持ち上げていた。20世紀に入ると映像も撮られるようになり、そのたびに地元の新聞が取り上げてきました。目撃者には地元の住人だけでなく、観光で訪れた人も多く含まれているとされます。
湖は深く、冬も凍りにくいとされます。広い湖の暗い水の底で、オゴポゴは今も静かに次の出番を待っているのかもしれません。湖畔の町では、今日もボートの上から水面を見つめる人の姿が見られます。
ささやかれる証拠
入植前からの
伝承 先住民の間で古くから湖の怪物が語られてきたとされます。近代のブームより前から存在が意識されていた、という点が根拠とされます。
映像記録が
複数ある 20世紀半ば以降、湖面を進む何かをとらえた映像がいくつも撮影されてきたと言われます。専門家の間でも解釈が分かれるものがあります。
目撃の
特徴が よく 似ている 長い胴体、水面に並ぶこぶ、馬や羊のような頭。異なる時代の目撃者が、似た特徴を語っているとされます。
表向きの説明
オゴポゴの正体については、流木や丸太、船の航跡や波、泳ぐビーバーやカワウソ、大きな魚などの見間違いが候補として挙げられています。細長い湖では風向きによって特殊な波が立つこともあり、こぶが並んで進んでいるように見える場合があると考えられています。湖は南北に100キロ以上も続くとされるほど長く、見間違いが起こる機会も多いと言えそうです。
これまでに生物としての標本は見つかっていませんが、先住民の伝承そのものは、湖と人々の関わりを伝える大切な文化として受け継がれています。撮影された映像の中には正体がはっきりしないものもあり、湖を見守る人は今もいます。湖の生態系を調べる研究も続けられており、新たな発見が謎に光を当てる日が来るかもしれません。
ちなみに、「オゴポゴ」という名前は先住民の言葉ではなく、1920年代にイギリスで作られた歌にちなむと言われています。しかもOGOPOGOは、前から読んでも後ろから読んでも同じ回文になっています。湖畔の町ケロウナには、この怪物をかたどった像も立っているそうです。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら