ケサランパサランを持つと幸せが訪れる
ふわふわと宙を舞う白い毛玉。桐の箱で大切に育てると、幸運を運んでくれると言われています。
噂の内容
ある日、空からふわりと舞い降りてくる、白くて小さな毛玉。タンポポの綿毛のようでいて、どこか生きているような不思議な存在。それがケサランパサランです。持ち主に幸せをもたらすと言われ、見つけた人はとても幸運だと語られてきました。その名前の響きも、どこかとぼけていて愛らしいものです。
言い伝えによれば、ケサランパサランは桐の箱に入れて、おしろいを与えると育つのだとか。しかも、ただ育つだけでなく、ときには増えることもあるといいます。ただし、1年に2回以上箱を開けて見てしまうと、幸せの効力が消えてしまうとも言われます。大切にしまっておくのが肝心なのです。
このふしぎな毛玉は、東北地方などで古くから伝えられていたとされます。そして1970年代、雑誌やテレビで取り上げられたことで、全国的なブームが巻き起こりました。多くの人がケサランパサランを探し、手に入れた人は大切に箱にしまったと言われます。代々家に伝わるケサランパサランを大切にしている家もある、と言われます。
名前の由来もはっきりせず、その正体もよく分からない。けれども、ふわふわと漂う姿を見ると、なんだか幸せな気分になれる。ケサランパサランは、そんな不思議な魅力を持った存在なのです。もし見つけたら、そっと箱にしまってみてはいかがでしょうか。
ささやかれる証拠
おしろいで
育つと いう 伝承 桐の箱におしろいと一緒に入れておくと増える、という話が各地で語られてきたとされます。具体的な育て方が伝わっていることが、信じる人の関心を集めてきました。
持ち主の
体験談 手に入れてから良いことが続いた、という話が語られることがあります。幸運のお守りとして大切にしてきた人がいるのも事実です。
昔から
伝わる 名前 ケサランパサランという名前は、地方で古くから使われてきたとされます。ブームで突然生まれたものではない、という点が根拠とされます。
表向きの説明
ケサランパサランとされるものの正体には、いくつかの候補が挙げられています。ひとつはガガイモやアザミなど植物の種についた綿毛。もうひとつは、猛禽類が小動物を食べたあとに残る毛の塊など、動物の毛です。また、白くふわふわした見た目の鉱物が、ケサランパサランとして扱われることもあると言われます。
つまり「ケサランパサラン」は、ひとつの生き物の名前というより、白くふわふわした不思議なものをまとめた呼び名なのかもしれません。名前の由来にも諸説あり、今も正体の定まらない存在であり続けています。見る人の数だけ、ケサランパサランの正体があるとも言えそうです。
ちなみに、「オーケン石」という鉱物は、白く細い針のような結晶が放射状に集まり、まるで綿毛のボールのような姿になることがあります。その見た目から、鉱物ファンの間では「ケサランパサラン」の愛称で呼ばれることもあるそうです。石なのに、今にも飛んでいきそうです。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら