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UMA・未確認生物 / 広島県・比婆山

広島の山奥には類人猿ヒバゴンが潜んでいた

1970年夏、広島の山あいの町。道路を横切ったのは、ゴリラのような黒い影だった。

Since:1970年代Evidence:3

1970年の夏、広島県北部の山あいの町、西城町(現在の庄原市)。軽トラックで山道を走っていた男性の前を、黒っぽい毛に覆われた何かが横切りました。人間の子どもほどの背丈で、二本足で歩き、顔は逆三角形。サルにしては大きすぎる。その姿はまるで小型のゴリラだったと言います。

その後、同じような生き物を見たという報告が次々と寄せられます。目撃場所が比婆山(ひばやま)の周辺だったことから、この謎の生き物は「ヒバゴン」と名付けられました。怪獣ブームの時代でもあり、名前は一気に全国区になります。その呼び名には、どこか親しみやすい響きもありました。

テレビや新聞の取材陣が押し寄せ、山には探検隊や見物客があふれました。静かな町は一躍、日本中の注目の的に。一方で、住民の中には「襲われるのでは」と本気で不安を感じる人もいたとされます。子どもたちの登下校を心配する声もあったと言われます。

目撃談は数年にわたって続きましたが、1970年代半ばを境に、ヒバゴンはふっと姿を消します。捕まったわけでも、死骸が見つかったわけでもない。ただ、消えた。写真とされるものは残っているものの、あの黒い影の正体は、今も山の中に置き去りにされたままです。昭和の山里を騒がせた、日本を代表するUMA騒動の一つです。

  • 地元の人の目撃が多い

    目撃者の多くが山に慣れた地元の住民だったとされます。サルやクマなら見分けがつくはずだ、というのが信じる人の主張です。

  • 足跡や写真が残る

    大きな足跡が見つかったという報告や、ヒバゴンとされる写真も残っていると言われます。

  • 役場が正式に対応した

    町役場が専門の窓口をつくって情報を集めたことは、それだけ目撃が真剣に受け止められていたことを示しています。

ヒバゴンの正体は、いまも特定されていません。考えられる候補としては、群れから離れて大きく育ったニホンザル、ツキノワグマ、あるいは人に飼われていて逃げ出したサルの仲間などが挙げられてきました。遠目に一瞬見ただけでは、大きさや姿を正確に判断するのは難しいとも言われます。

1970年代は怪獣や超常現象がブームだった時代で、報道が過熱するなかで目撃談が増えた面もあると考えられています。騒動が大きくなるにつれ、町は対応に追われたとも言われます。その後、近隣の町でも似た生き物の目撃が話題になったとされますが、いずれも正体は明らかになっていません。

ちなみに、ヒバゴン騒動のさなか、西城町の役場には「類人猿係」という部署が置かれたことで知られています。目撃情報の受け付けや、押し寄せる報道への対応にあたったと言われます。役所に未確認生物の担当係があったのは全国でもほかに例がないとされ、今でも町の名物エピソードとして語り継がれています。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら