ダルシーの地下には宇宙人と人間の共同基地がある
砂漠の小さな町の地下深くに、何層にも重なる秘密基地がある。そこでは人間と宇宙人が共同で研究をしているという噂です。
噂の内容
アメリカ・ニューメキシコ州の北部に、ダルシーという小さな町があります。周囲には荒野と台地が広がり、人の姿もまばらな静かな土地です。ところが、この町の近くにある台地の地下には、巨大な秘密基地が隠されている、という噂がささやかれてきました。
基地は地下何層にも及び、深い階層ほど機密度が高くなる。そこではアメリカ政府と宇宙人が協力し、遺伝子の実験や生物の研究を行っている、と語られます。基地の入り口は、台地の岩肌にうまく隠されているとも言われます。最も深い階には、人間が立ち入ることさえ許されない区画があるとも言われます。
噂のきっかけは1970年代末から80年代にかけてのことです。ある電子技術者が、この地域から発せられる謎の電波を受信し、宇宙人の通信だと確信したといいます。彼はその後も、独自に受信と解読を続けたとされます。同じころ、周辺では家畜が不可解な死に方をする事件が相次いでいた、とも伝えられました。
さらに後年、地下基地の建設に関わったと名乗る人物が講演を行い、地下で宇宙人との衝突があったと語ったとされます。静かな砂漠の町の足元で、いったい何が起きているのでしょうか。この話は、UFO愛好家の間で語り継がれる定番の噂となりました。
ささやかれる証拠
謎の
電波の 受信 実際に電波を受信した技術者がいたことが、噂の出発点になっています。何かの信号が存在したという事実が、話にリアリティを加えました。
家畜の
不可解な 死 1970年代のアメリカ西部では、家畜の不審な死が各地で報じられたとされます。説明のつかない出来事が、宇宙人の実験と結び付けられました。
内部を
語る 人物の 登場 基地に関わったと名乗る人物が、内部の様子を語ったとされます。当事者を名乗る証言は、どうしても気になってしまうものです。
軍の
関与の 痕跡 この地域をめぐって、アメリカ空軍の関係者が実際に動いていたことが後に明らかになりました。軍が関わるなら何かあるはず、という疑いにつながりました。
表向きの説明
噂の広がりには、電子技術者ポール・ベネウィッツの存在が大きく関わっていたとされます。彼はカートランド空軍基地の近くで受信した電波をUFOの通信だと考えましたが、後年の調査報道によれば、空軍の関係者が機密の研究を守るために、彼に偽の情報を与えていたと言われます。その中に、ダルシーの地下基地の話も含まれていたと言われます。
この経緯は2005年に出版された調査報道の本などで詳しく紹介されています。ダルシーの地下に宇宙人の基地が存在することを示す証拠は、これまでに確認されていません。ダルシー周辺は先住民ヒカリヤ・アパッチの居留地にあたる地域です。
ちなみに、ダルシーから数十キロほど離れた場所では、1967年に「ガスバギー計画」と呼ばれる実験が実際に行われています。地下で核爆発を起こし、その力で天然ガスを採りやすくできるかを試す計画でした。地下の秘密基地は噂ですが、この地域の地下で核爆発が起きたのは本当の話なのです。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら