モントーク基地で時間旅行と洗脳の実験が行われた
海辺の町に残る、巨大なレーダーを載せた廃墟。そこでは時間を超える実験が行われていたという噂です。
噂の内容
アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランドの東の端、モントーク。美しい海岸線とリゾート地で知られるこの町の岬に、かつての空軍基地の跡が残っています。雑草に覆われた敷地の中で、ひときわ目を引くのが、巨大なレーダーのアンテナを載せた建物です。錆びた金属の骨組みが、海風を受けて静かにたたずんでいます。
噂によれば、この基地の地下深くでは、冷戦期から極秘の実験が続けられていたといいます。強力な電磁波で人の心を操る研究、超能力者を使って念じたものを現実に生み出す研究、そして、時間の壁に穴を開けて過去や未来へ移動する研究。地元では、夜になると基地から奇妙な音が聞こえた、という話も残っているとされます。
この話は、1943年のフィラデルフィア計画の続きだとも語られます。軍艦を消し去った実験の技術が、モントークで受け継がれ、さらに恐ろしい形で発展したというのです。実験に使われたのは、町から連れ去られた若者たちだった、という話まであります。
基地は1980年代に閉鎖され、実験の痕跡は封印されたとされます。閉鎖後も、敷地の一部には長く人の立ち入りが禁じられていました。それでも巨大なレーダーは、今も岬の上から海を見下ろし続けています。
ささやかれる証拠
実在する
軍事基地 物語の舞台となるモントークの基地は、実際に存在した空軍の施設です。本物の軍事施設が舞台であることが、話に重みを与えています。
巨大レーダーの
存在 廃墟にそびえる巨大なアンテナは、見る者に強い印象を与えます。ただのレーダーにしては大げさすぎる、と感じた人もいたようです。
フィラデルフィア計画との
つながり 別の有名な伝説と結びつくことで、話が壮大な歴史の一部のように見えてきます。点と点がつながる感覚が、陰謀論の魅力です。
閉鎖された
地下施設 基地の地下には立ち入りできない場所があると言われます。封印された空間があるという話が、想像をかき立てています。
表向きの説明
モントークの基地はキャンプ・ヒーローと呼ばれ、第二次世界大戦中には沿岸防衛の拠点として使われました。冷戦期には空軍の防空レーダー基地となり、巨大なレーダーは敵の航空機を監視する防空網の一部だったとされます。基地は1980年代初めに閉鎖され、跡地の多くは現在、州立公園として一般に開放されています。巨大なレーダーの建物も、公園の中に今もその姿を残しています。
時間旅行や洗脳の実験の話は、1992年に出版された本によって広まりました。実験に関わったと主張する人物の話をもとにまとめられた本とされます。こうした実験が行われたことを示す公的な記録や証拠は、確認されていません。
ちなみに、人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』は、企画段階では『モントーク』という仮タイトルで、舞台もこの町が想定されていたとされます。政府の秘密研究所と超能力の少女という設定には、モントーク・プロジェクトの噂の影響がうかがえると言われます。また第二次大戦中の基地の建物は、敵の目を欺くため漁村風に偽装されていたとされます。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら