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アニメ・エンタメ / 天空の城ラピュタ(1986)

テレビで「バルス」の瞬間、ネットが落ちかける

滅びの呪文に合わせて、日本中が同じ一瞬に投稿ボタンを押す。そんな奇妙な祭りが本当にあるそうです。

Since:2011年〜Evidence:3

金曜の夜、テレビで『天空の城ラピュタ』が放送される日。ネットの住人たちは、なぜか物語のクライマックスに向けてそわそわし始めます。ムスカの名台詞を実況し、ロボット兵に涙し、そしていよいよその瞬間。パズーとシータが手を重ね、滅びの呪文を唱える。

「バルス」。その声と同時に、日本中の画面の前で無数の指が動きます。一斉に投稿されるのは、たった3文字のあの言葉。まるでラピュタが崩れ落ちるのに合わせて、自分たちも何かを壊そうとしているかのような熱狂です。画面の向こうの城と一緒に、タイムラインも崩れ落ちていきます。

この習慣は「バルス祭り」と呼ばれ、放送のたびに話題になってきました。噂では、あまりの投稿の集中にサーバーが悲鳴を上げ、SNSが落ちかけた、いや実際に落ちた、とまで語られます。巨大IT企業のエンジニアたちが、日本のアニメ放送の日程を気にして身構えている、という話まで飛び出しました。

放送前には「今夜はバルスがあるから」と予告し合い、キーボードに指を置いて待ち構える人まで現れます。テレビの前で同じ一瞬を待つ、全国規模の奇妙な連帯感。たかがアニメの一場面で、世界規模のサービスが揺らぐ。そんなことが本当にあるのでしょうか。

  • 放送のたびに起きる祭り

    テレビ放送のたびに「バルス」の瞬間の投稿が話題になり、ニュースでも取り上げられてきました。毎回繰り返されることが、噂にリアリティを与えています。

  • たった3文字の一斉投稿

    投稿内容が短く、タイミングも一瞬に集中するため、システムへの負荷が極端に偏ると考えられました。理屈としても説得力があるのが、この話の強みです。

  • 動作が重くなった体験談

    放送中にタイムラインの表示が遅れた、投稿がなかなか反映されなかった、という体験談が多く語られます。自分の目で見た現象として記憶に残りやすいのです。

この話は事実に基づいています。2013年8月の放送時、Twitter(現X)では「バルス」の瞬間に1秒あたり14万3199件の投稿が記録されたと、同社が発表しました。これは当時、1秒あたりの投稿数として世界最高の記録とされました。

ただし、サービス全体が落ちたという公式な記録は確認できません。Twitter側はこうした集中に備えて体制を整えていたと伝えられており、「落ちかける」という表現は、それほどの負荷がかかったことを示す誇張を含んだ言い回しと考えるのが妥当でしょう。その後も放送のたびに投稿は集中していますが、盛り上がりの規模は回によって異なると言われます。

ちなみに「ラピュタ」という名前は、18世紀にスウィフトが書いた風刺小説『ガリバー旅行記』に登場する、空に浮かぶ島の名前に由来しています。作中でもパズーが『ガリバー旅行記』に触れる場面があり、宮崎駿監督が古典から着想を得たことがうかがえます。

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さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら