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UMA・未確認生物 / 沖縄県・西表島

西表島の山奥には、幻の大きな山猫「ヤマピカリャー」がいる

亜熱帯のジャングルの闇で、ぎらりと光る二つの目。そこにいたのは、あの有名なヤマネコよりずっと大きな獣だったと言われます。

Since:昭和の頃から語られる〜現在Evidence:4

沖縄本島のはるか南西、島の大部分を深い森とマングローブに覆われた西表島。この島には、世界でもここにしかいないイリオモテヤマネコが暮らしています。ところが島の人々の間では、それとは別の、もっと大きな猫がいる、という話がささやかれてきました。その名は「ヤマピカリャー」。山で目を光らせるもの、といった意味だとされます。

噂によれば、その体はイリオモテヤマネコよりひと回りもふた回りも大きく、中型の犬ほどもあると言われます。長い尾を持ち、体には模様があった、という証言もあるそうです。夜の山道で車のライトに照らされた、森の奥で木の上にいた。目撃談は、いつも一瞬の出来事として語られます。

思い出してほしいのは、イリオモテヤマネコそのものが、昭和の時代になるまで学術的には知られていなかったという事実です。島の人々は昔からその存在を知っていましたが、新種として世に出たのは1960年代のことでした。小さな島の森に、未知の哺乳類が潜んでいたのです。

一度あったことが、二度起きないとは限りません。ヤマネコの発見から半世紀以上が過ぎた今も、西表島の森は多くの場所が人を寄せつけないまま残っています。ジャングルの奥で光る目は、まだ名前のない何者かのものなのかもしれません。

  • 島に伝わる呼び名

    ヤマピカリャーという名前は、西表島で語られてきた呼び名とされます。よそから持ち込まれた噂ではなく、土地に根づいた言い伝えだという点が、信じる人の支えになっています。

  • ヤマネコ発見という前例

    イリオモテヤマネコは1960年代に新種として報告され、大きな話題になりました。島の人が知っていた動物が本当に見つかったという実績が、次の発見への期待をふくらませています。

  • 大きさの違う目撃談

    目撃証言では、イリオモテヤマネコよりはっきり大きい、尾が長いといった特徴が語られることが多いと言われます。見慣れたヤマネコとは違う、というのが目撃者の実感です。

  • 人の入りにくい森

    西表島は島の大部分が森林で、奥地には調査の手が届きにくい場所が多く残っています。大型の動物がひっそり暮らす余地がある、と考える人もいます。

これまでにヤマピカリャーとされる動物が捕獲されたり、確かな写真や標本が得られたりした例はありません。夜の森での目撃は一瞬であることが多く、距離や大きさを正確につかむのは難しいとされます。正体としては、イリオモテヤマネコを見間違えた可能性や、人に飼われていた猫が野生化したものである可能性などが挙げられています。

西表島のような小さな島で、大型の肉食獣が見つからないまま暮らし続けるには、十分な数の群れと獲物が必要になり、その痕跡がまったく見つからないのは考えにくいという指摘もあります。一方で、イリオモテヤマネコの発見が人々を驚かせたのも事実で、島の自然にはまだ知られていないことが多いとして、調査や保護の取り組みが続けられています。

ちなみに、イリオモテヤマネコは国の特別天然記念物に指定されており、生息数はおよそ100頭前後と推定されています。島では交通事故から守るため、道路の下にヤマネコ用の通り道が作られたり、注意をうながす標識が立てられたりしています。夜の西表島でハンドルを握るときは、ヤマピカリャーより先に、まずヤマネコに気をつける必要がありそうです。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら