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UMA・未確認生物 / アメリカ・ニューメキシコ州ほか世界各地

空には肉眼では見えない超高速生物が飛んでいる

ビデオをコマ送りした瞬間、画面を横切る細長い影。人間の目では決して捉えられない生き物がいる——。

Since:1990年代〜2000年代にブームEvidence:3

撮影したビデオを何気なくコマ送りしていたら、画面の端から端へ、棒のような影が一瞬で横切っていた。そんな体験から始まったのが、スカイフィッシュの噂です。英語圏では「ロッド」とも呼ばれ、細長い胴体の両脇に、ひれのようなものが波打つように並んでいると言われます。

きっかけは1990年代半ばのアメリカ。ニューメキシコ州で映像を撮っていた人物が、この不思議な影に気づいて発表したとされます。すると世界中から「うちの映像にも映っていた」という報告が相次ぎました。空、洞窟、滝の周り。映る場所は実にさまざまです。中には、何本もの影が群れをなして飛んでいるように見える映像まであったといいます。

噂によれば、スカイフィッシュは時速数百キロとも言われる猛スピードで飛び回るため、人間の目にはまったく見えないのだとか。だからこそ、カメラという「機械の目」だけがその姿を捉えられるというわけです。日本でもテレビ番組で盛んに取り上げられ、ビデオカメラを持って洞窟や渓谷へ向かう人が現れました。

見えないのに、そこにいる。この矛盾こそが、スカイフィッシュの最大の魅力です。あなたの頭上にも、今この瞬間、何かが飛んでいるのかもしれません。カメラを空に向けて、一時停止ボタンを押す。それだけで、誰でも未知の生物の発見者になれるかもしれないのです。

  • 世界中の映像に映っている

    国や撮影者が違っても、似た形の影がビデオに記録されていると言われます。ひとりのいたずらでは説明しきれない、というのが信じる人の考えです。

  • ひれのような構造が見える

    拡大すると、体の両側に波打つ突起が並んでいるように見える映像があります。ただの汚れやノイズとは形が違う、と主張されてきました。

  • 肉眼で見た人がいない理由

    目撃証言がほとんどないこと自体が、速すぎて見えない証拠だと考える人もいます。見えないからこそ、カメラにしか映らないというわけです。

現在もっとも有力とされているのは、カメラの仕組みが生んだ見かけの姿だという説明です。ビデオは1コマごとに一定の時間シャッターを開けているため、その間に羽ばたきながら飛んだ虫の軌跡が、細長い棒のように写り込みます。羽の動きが重なって、ひれが並んでいるように見えるのだと考えられています。

2000年代には中国で、監視カメラに映った「ロッド」を網で捕らえようとしたところ、捕まったのはガなどの虫だったと報じられたこともありました。シャッター速度を速くした撮影では同じ影が虫の姿として写ることも示されており、仕組みそのものは比較的よく分かっている現象です。

ちなみに、虫の羽ばたきは想像以上に速く、ミツバチでは1秒間に200回前後、蚊の仲間では数百回にのぼるとされます。耳元で聞こえる「プーン」という音は、この羽ばたきが空気を震わせた音です。人間の目や普通のビデオが追いつけないのも、無理はありません。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら