月の裏側には宇宙人の基地がある
地球からは決して見えない月の裏側。そこには誰にも知られてはならない施設が眠っているという噂です。
噂の内容
夜空の月をよく見てみてください。ウサギの模様は、いつ見ても同じ向きをしています。そう、私たちは月のたった半分しか見たことがないのです。人類は何千年もの間、もう半分の顔を一度も目にできませんでした。表側の模様が見慣れた顔だとすれば、裏側は誰も知らない素顔なのです。
1968年のクリスマス、アポロ8号の3人の宇宙飛行士が、人類として初めて月の裏側を肉眼で見ました。裏側を回っている間、地球との通信は完全に途切れます。そして裏側から戻ってきた直後、飛行士の一人が地上に向けて「サンタクロースはいる」という趣旨の言葉を伝えたとされます。これは宇宙人と遭遇したことを示す暗号だったのではないか。そんな解釈が、のちに語られるようになりました。
噂はさらに膨らみます。探査機の写真には、人工的な直線や塔のような影が写っている。一部の画像は公開前にぼかしが入れられている。地球から見えない場所だからこそ、基地を置くには最適なのだ、と。地球の目も耳も届かない場所は、秘密を守るにはうってつけです。
アポロ計画はなぜ1972年を最後に打ち切られたのか。予算の問題だと言われていますが、本当は月で見てはいけないものを見てしまったからではないか。裏側の闇は、今も多くの想像をかき立てています。
ささやかれる証拠
地球から
絶対に 見えない 月は常に同じ面を地球に向けているため、裏側は地上の望遠鏡では観測できません。隠れ家としてこれ以上の場所はない、というのが信じる人の理屈です。
通信が
途切れる 空白の 時間 宇宙船が裏側を飛んでいる間は、地球との交信ができなくなります。その間に何があったのかを確かめる手段がないことが、想像の余地を生んでいます。
サンタクロース発言
アポロ8号の飛行士が裏側から戻った直後に口にしたとされる言葉は、クリスマスの冗談として知られています。しかし「未知の存在を見た」という隠語だったのでは、と読み解く人もいます。
有人月探査の
中断 1972年のアポロ17号を最後に、人類は半世紀以上も月面に降り立っていません。行けるのに行かないのは、何か理由があるからでは、と疑われてきました。
表向きの説明
月が常に同じ面を地球に向けているのは、地球の潮汐力によって自転と公転の周期がそろった「潮汐固定」という現象のためです。裏側は1959年にソ連の探査機ルナ3号が初めて撮影し、その後もアメリカの月周回探査機などが詳しい地図を作っています。なお裏側も表側と同じように太陽の光を受けており、常に暗いわけではありません。
2019年には中国の探査機「嫦娥4号」が月の裏側への初の軟着陸に成功しました。これまでに公開された観測データから、人工的な基地の存在は確認されていません。アポロ計画の終了は、主に予算や政治的な事情によるものと説明されています。
ちなみに、月の裏側に着陸した嫦娥4号は、地球と直接交信できないという問題を抱えていました。そこで中国は、事前に「鵲橋(じゃっきょう)」という中継衛星を打ち上げ、月の向こう側から地球へ電波をリレーする仕組みを整えたとされます。噂の「通信の空白」は、技術で埋められたのです。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら