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陰謀論・秘密結社 / 謎の組織

黒服の男たちがUFO目撃者を口止めして回る

UFOを見たと話した翌日、黒いスーツの男たちが玄関に立っている。そんな不気味な証言が語り継がれています。

Since:1950年代〜Evidence:4

あなたが夜空で不思議な光を見たとします。興奮して誰かに話し、もしかしたら新聞に投書したかもしれません。すると数日後、玄関のベルが鳴ります。扉の向こうに立っているのは、黒いスーツに黒い帽子、黒い車に乗った三人の男。彼らは名乗りもせず、ただ一言、見たことは忘れろと告げるのです。

この話の原点とされるのが、1950年代のアメリカです。UFO研究団体を主宰していたある男性が、ある日突然、団体を閉鎖してしまいました。理由を問われた彼は、黒い服の男たちが訪ねてきて、これ以上調べるなと警告されたと語ったとされます。彼はそれ以上多くを語らず、仲間たちは不安を募らせました。

その後、同じような証言が各地から寄せられるようになります。男たちは顔色が妙に青白い、話し方がぎこちない、まばたきをほとんどしない。政府の諜報員なのか、それとも人間に化けた何者かなのか。中には、男たちが目撃者の身の回りのことまで知っていた、という話もあります。

やがて彼らは「メン・イン・ブラック」と呼ばれ、UFO界の伝説となりました。目撃情報が闇に消えていくのは、彼らが一軒一軒訪ねて回っているからかもしれません。訪問を受けた人は、二度と同じ話をしなくなるとも言われます。

  • 研究団体の突然の閉鎖

    熱心に活動していた研究者が、理由をはっきり語らないまま活動をやめたとされます。何者かに圧力をかけられたのでは、と想像するには十分な出来事でした。

  • 証言の特徴が似ている

    黒いスーツ、黒い車、無表情な男たち。各地の証言に共通する特徴があることが、作り話ではない証拠だと受け取られてきました。

  • 政府の秘密主義

    冷戦期のアメリカでは、軍や情報機関がUFO情報を実際に調査していました。国家が情報を管理していた以上、口止め役がいてもおかしくない、という理屈です。

  • 人間離れした振る舞い

    男たちの話し方や動きがどこか不自然だったという証言が多くあります。この不気味さが、単なる役人ではないのではという想像をかき立てています。

メン・イン・ブラックの話は、1950年代にUFO研究家アルバート・K・ベンダーが団体を閉鎖した経緯と、その友人の作家グレイ・バーカーが1956年に出版した本によって広まったとされます。バーカーは、ほかのUFO騒動でも創作や悪ふざけに関わったと指摘されている人物です。

黒服の男たちの正体を示す公的な記録は見つかっていません。冷戦期の軍や情報機関が目撃者に聞き取りを行った可能性を指摘する声もありますが、組織的な口止めが行われていたことを示す証拠は確認されていません。黒服の男たちのイメージは、その後の本や映画を通じてさらに膨らんでいきました。

ちなみに、1997年に公開された映画『メン・イン・ブラック』には原作があります。1990年に小さな出版社から刊行されたアメコミで、その出版社がのちに買収されたことで、作品の権利はマーベル側に移ったとされます。UFO界の都市伝説は、アメコミを経由してハリウッドの大ヒット作に生まれ変わったのです。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら