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陰謀論・秘密結社 / 予言

マヤ暦が終わる2012年に人類は滅亡する

古代マヤの暦は、2012年12月のある日で途切れている。それは人類の終わりを告げる日だという噂でした。

Since:2000年代〜2012年Evidence:4

中米のジャングルに巨大なピラミッドを築いた古代マヤ文明。彼らは驚くほど正確な天文観測を行い、何千年にもわたる時間を数える独自の暦を持っていたとされます。石碑には、王の即位や戦いの日付が細かく刻み込まれていました。その暦が、2012年12月21日ごろで一つの区切りを迎える。この発見が、世界中を巻き込む騒動の始まりでした。

暦が終わるということは、世界が終わるということではないのか。2000年代に入ると、この説はインターネットや書籍を通じて急速に広がっていきます。謎の惑星が地球に衝突する、太陽系が銀河の中心と一直線に並ぶ、地球の磁極が逆転する。滅亡のシナリオは次々と付け加えられました。不安を抱えた人々の声は、各国の研究機関にも寄せられたとされます。

2009年には、この予言を題材にしたハリウッドの大作映画も公開されます。巨大な津波が都市をのみ込む映像は、多くの人の不安を刺激しました。世界各地では、非常用の品を買い込む人が現れたとも報じられました。

星の動きを読み解いた古代の賢者たちは、私たちには見えない何かを知っていたのかもしれない。そう信じた人々は、2012年の冬を固唾をのんで待ったのです。古代の暦が指し示すその日は、刻一刻と近づいていました。

  • 高度な天文知識

    マヤ文明は金星の周期などを正確に把握していたとされます。それほど優れた観測者の暦なら、未来の出来事も見通していたのでは、と考えられました。

  • 日付がはっきりしている

    漠然とした予言ではなく、特定の日付に結びついていたことが特徴です。カレンダーに印を付けられる具体性が、噂を広めやすくしました。

  • 天文現象との結びつき

    銀河の中心との並びや惑星の接近など、宇宙規模の現象が語られました。科学的な言葉で語られることで、もっともらしさが増したのです。

  • 文明の謎めいた衰退

    マヤの都市の多くは、ある時期に放棄されたとされます。滅びを知る文明だったのでは、という神秘的なイメージが重ねられました。

マヤの長期暦は、約5125年ほどの大きな周期で日を数える仕組みで、2012年12月はその一つの周期が終わり、次の周期が始まる節目にあたるとされます。マヤの碑文には、2012年よりはるか先の未来の日付に触れたものも見つかっており、暦の区切りを世界の終わりと考えていた証拠はないと説明されています。

NASAも当時、2012年に惑星の衝突や特別な天体配列が起きることはないとする解説を公開しました。実際に2012年12月を過ぎても、予言されたような出来事は起きていません。当日はマヤの遺跡に多くの人が集まり、新しい周期の始まりを祝う催しも開かれたとされます。

ちなみに、日本の暮らしにも似た「周期の区切り」があります。還暦は、十干と十二支の組み合わせが60年で一巡し、生まれた年の干支に戻ることを祝うものです。マヤの暦の節目も、滅亡の日というより、長い時計の針が一周して新しい周期に入るお祝いの日に近いものだったのかもしれません。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら