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陰謀論・秘密結社 / 宇宙人

火星の人面岩は古代文明が造った巨大遺跡だ

火星の荒野から、巨大な顔がこちらを見上げていた。NASAの探査機が撮影した一枚の写真から始まった噂です。

Since:1976年〜Evidence:4

1976年7月、NASAの探査機バイキング1号が、火星の上空から地表を撮影していました。着陸地点を探すための何気ない撮影。画像は、はるか彼方の火星から少しずつ地球に届けられました。ところが、送られてきた一枚の写真に、関係者は目を見張ります。そこには、荒涼とした大地から空を見上げる、巨大な人間の顔が写っていたのです。

くぼんだ両目、すっと通った鼻、そして口。幅は数キロメートルにも及ぶと言われます。場所はシドニアと呼ばれる地域。NASAが公開したこの写真は、たちまち世界中の注目を集めました。まるで古代の王の像のようだ、と表現する人もいました。

研究家たちは周囲の写真も詳しく調べ始めます。人面岩の近くには、ピラミッドのような形の山々や、都市の跡のような地形が並んでいる、と彼らは主張しました。かつて火星には高度な文明が栄え、彼らは宇宙に向けて、自分たちの存在を知らせるために巨大な顔を刻んだのではないか。

火星の文明は、なぜ滅んでしまったのか。そして、なぜ顔の形を残したのか。赤い惑星の荒野は、多くの人の想像力を今も刺激し続けています。NASAは本当のことを知っていて黙っているのではないか、とまで疑われるようになったのです。

  • NASA自身が公開した

    写真は怪しげな出どころではなく、NASAが自ら公開したものです。公的機関の画像に写っていたことが、噂に強い説得力を与えました。

  • あまりにも顔らしい

    当時の写真を見ると、確かに両目や鼻、口がはっきりと分かります。偶然でここまで顔に見えるものなのか、と驚く人は少なくありません。

  • 周辺のピラミッド状地形

    人面岩の近くに、角ばった山や直線的な地形があるとされます。顔だけでなく「都市」まであるなら、文明の跡では、と考えられました。

  • 巨大すぎるスケール

    数キロメートルという大きさは、宇宙からでも見えるサイズです。宇宙に向けたメッセージだったという説と、うまく結びつきました。

人面岩は、火星のシドニア地域にある台地状の地形です。1976年当時の写真は解像度が低く、光と影の加減によって顔のように見えたと説明されています。NASAも公開の際、顔のように見える岩の地形であり、光と影による錯覚だという趣旨の説明を付けていたとされます。

その後、1998年と2001年にマーズ・グローバル・サーベイヤーが高解像度で撮影したところ、浸食された台地の姿が写っていました。2000年代にはヨーロッパの探査機マーズ・エクスプレスも立体的な画像を撮影し、自然の地形であることが確かめられたとされます。

ちなみに、雲や壁のしみ、コンセントの穴などに顔を見つけてしまう心の働きは「パレイドリア」と呼ばれます。火星にはほかにも、にっこり笑った顔のように見える「ガレ・クレーター」があり、スマイリーフェイスのクレーターとして親しまれています。私たちの脳は、宇宙の果てにまで顔を探してしまうようです。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら