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陰謀論・秘密結社 / 秘密結社

フリーメイソンが世界を裏で操っている

財布の中の1ドル札。そこに描かれた「光る目」は、ある結社が世界を見張る印だという噂があります。

Since:18世紀〜現在Evidence:4

アメリカの1ドル札を裏返してみてください。未完成のピラミッドの頂上に、光に包まれた一つの目が浮かんでいます。この奇妙な図柄こそ、秘密結社フリーメイソンが世界を支配している動かぬ証拠だ。そんな噂が、何十年も語り継がれてきました。

話の舞台は18世紀のイギリス。石工職人の組合をルーツに持つとされるこの団体は、やがて貴族や学者、商人を次々と迎え入れ、ヨーロッパからアメリカへと広がっていきました。会員同士は秘密の合図や握手で互いを見分け、儀式の中身は決して外に漏らさない。閉ざされた扉の向こうで、いったい何が話し合われているのか。直角定規とコンパスを組み合わせた紋章は、今も世界各地の建物にひっそりと掲げられています。見ようと思えば、案外身近にあるのです。

疑う人々が挙げるのは、錚々たる会員の顔ぶれです。初代大統領ワシントン、避雷針のフランクリン、音楽家モーツァルト。歴史の転換点には、いつもメイソンの影がちらつく。独立戦争もフランス革命も、実は結社の筋書き通りだったのではないか、というわけです。

そして極めつけが、あの1ドル札。紙幣にピラミッドと目が加えられた1930年代、時の大統領ルーズベルトもメイソンの会員だったとされます。偶然にしては、少し出来すぎていませんか。

  • 建国の父に会員が多い

    ワシントンやフランクリンなど、アメリカ建国に関わった人物にメイソン会員が複数いたことは記録に残っています。国の成り立ちそのものに結社が関わっていたのでは、と考える人が出てくるのも無理はありません。

  • 1ドル札のピラミッドと

    紙幣に描かれた「プロビデンスの目」は、いかにも秘密めいた図柄です。紙幣へのデザイン採用に関わった政治家にもメイソン会員がいたとされ、疑惑に拍車をかけました。

  • 儀式の中身は非公開

    入会儀式や会合の詳細は、外部に公開されないのが原則です。隠されているものほど知りたくなるのが人情。その沈黙が、かえって想像をかき立てています。

  • 著名人の会員リスト

    作曲家や政治家、実業家など、各国の有名人に会員がいたとされます。「成功者はみな結社の仲間なのでは」という連想を生みやすい構図です。

フリーメイソンは実在する友愛団体で、1717年にロンドンで最初のグランドロッジ(上位組織)が結成されたことが近代メイソンの始まりとされます。会員同士の親睦や慈善活動、道徳的な自己研鑽を目的としており、日本にもロッジがあって、東京タワー近くに拠点を置いています。

1ドル札の「プロビデンスの目」は、神の全能の目を表す図像として、キリスト教美術で古くから使われてきたものです。1782年に定められたアメリカ国璽の裏面に由来し、メイソン専用のシンボルではありません。有名人の会員がいたことは事実ですが、団体が世界の政治や経済を裏で操っていることを示す証拠は確認されていません。

ちなみに、モーツァルトの歌劇「魔笛」には、フリーメイソンの思想や儀式を思わせる要素が散りばめられていると言われます。劇中で「3」という数字が繰り返し登場するのも、結社にとって特別な数字だったからだという解釈が有名です。名作オペラが、実は結社の世界観を映す鏡だったのかもしれません。

さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら