エルヴィス・プレスリーは死んでおらず、どこかで生きている
1977年に世を去ったはずのキング・オブ・ロックンロール。その死は偽装で、今もどこかで暮らしているという噂です。
噂の内容
1977年8月、アメリカ中を衝撃が駆け抜けました。キング・オブ・ロックンロール、エルヴィス・プレスリーが42歳の若さで亡くなったのです。テネシー州メンフィスの豪邸には、別れを惜しむファンが押し寄せました。
ところが、しばらくすると奇妙な話が広まり始めます。エルヴィスは本当は死んでいない。あまりに大きくなりすぎた名声や、周囲のしがらみから逃れるために死を偽装し、別人として静かな生活を送っているのだ、と。
やがて全米各地から目撃情報が寄せられるようになります。スーパーのレジに並んでいた。ハンバーガー店で食事をしていた。遠い町の食堂で歌っていた。ガソリンスタンドで見かけた。1980年代後半には、ある町での目撃談がタブロイド紙で大きく報じられ、ちょっとしたブームにまでなりました。「エルヴィスを見た」という話は、いつしかアメリカの定番の冗談にもなっていきます。
疑う人々が特に注目するのは、彼の墓に刻まれた名前です。そこには、出生の記録とは異なる綴りのミドルネームが記されているというのです。本人が眠っているなら、名前を間違えるはずがない。それとも、これはファンへの秘密のメッセージなのでしょうか。生きていればとうに90歳を超えています。それでも噂は、不思議と色あせません。
ささやかれる証拠
墓碑の
ミドルネームの 綴り 出生時の記録ではミドルネームが「Aron」とされる一方、墓碑には「Aaron」と刻まれています。本人が眠っていないから綴りが違うのだ、と支持者は主張します。
全米で
相次いだ目撃証言 死後も長い間、各地から「エルヴィスを見た」という証言が寄せられました。一人や二人ではない目撃談の多さが、噂に厚みを与えています。
名声から
逃れる 動機 晩年のエルヴィスは、過密な公演やプライバシーのない生活に苦しんでいたとも言われます。すべてを捨てて姿を消したいと願ったとしても不思議ではない、という見方です。
表向きの説明
エルヴィス・プレスリーは1977年8月16日、メンフィスの自宅「グレイスランド」で倒れているところを発見され、搬送先の病院で死亡が確認されました。死亡は公的な記録として残っており、葬儀には多くの関係者やファンが参列しています。遺体は現在、グレイスランドの敷地内に家族とともに埋葬されています。
墓碑の綴りについては、エルヴィス本人が生前、聖書に登場する人名と同じ「Aaron」の綴りに正式に改めたいと考えていたため、それに合わせたものだと説明されています。死後の目撃談は数多く報告されましたが、本人が生きていることを示す確かな証拠は見つかっていません。
ちなみに、エルヴィスには双子の兄がいました。兄のジェシー・ギャロンは生まれてすぐに亡くなり、エルヴィスは一人っ子として育ちました。兄弟のミドルネーム「ギャロン」と「アロン」は、韻を踏むように名付けられたと言われています。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら