アポロの月面着陸はスタジオで撮影された
空気のない月面で、なぜ星条旗が揺れて見えるのか。人類の偉業は巨大なセットの上で演じられたという噂です。
噂の内容
1969年7月20日。世界中の人々がテレビの前で息をのみました。アポロ11号の着陸船が月面に降り立ち、アームストロング船長が人類初の一歩を記した瞬間です。ところが、その歴史的な映像を見つめながら、首をかしげる人たちがいました。
時は米ソ冷戦のまっただ中。宇宙開発競争で先を越され続けたアメリカにとって、月面着陸は国の威信をかけた一大プロジェクトでした。絶対に失敗は許されない。だからこそ、本物の月ではなく、スタジオに作られたセットで撮影したのではないか。そんな疑いが1970年代に本として出版され、じわじわと広まっていきます。
疑う人々が指さすのは、写真や映像の細部です。空気がないはずなのに旗がはためいて見える。真っ黒な空に星がひとつも写っていない。影の向きがそろっていない。まるで複数の照明を使ったスタジオのようだ、と。
2001年にはアメリカのテレビ局がこの疑惑を特集した番組を放送し、議論は再燃しました。巨額の予算をかけた計画なら、映像を作るくらい簡単だったはずだ。そう考える人は、今も世界中に一定数いると言われます。半世紀以上たった今でも、月に行ったのは本当なのか、という問いはネットの片隅で生き続けています。
ささやかれる証拠
旗が
は ためいて 見える 空気のない月面では、風で旗が揺れることはありません。それなのに映像の星条旗は波打っているように見え、これが最大の疑惑ポイントとされてきました。
空に
星が 写っていない 大気のない月の空は真っ暗なはずなのに、写真には星が一つも写っていません。星空まで再現する手間を省いたスタジオ撮影だからでは、と疑われました。
影の
向きが バラバラ 写真によっては、物体の影が平行ではなく、違う方向に伸びているように見えます。太陽という一つの光源なら影はそろうはず、というのが疑う側の主張です。
冷戦下の
国家的プレッシャー ソ連に負けるわけにはいかない、という強烈な動機がありました。技術が追いつかないなら演出で勝つしかない、という筋書きが想像されやすい時代背景です。
表向きの説明
旗は上辺に横棒を通して広げた状態で立てられており、ポールを地面に差し込む際の反動で揺れたものと説明されています。星が写っていないのは、太陽光で明るく照らされた月面や宇宙飛行士に露出を合わせて撮影したためです。影の向きの違いは、月面の起伏や遠近法によって生じるとされます。
アポロ計画では多くの月の石が持ち帰られ、世界各地の研究者に分析されてきました。宇宙飛行士が月面に設置した反射鏡は今もレーザーによる地球と月の距離測定に使われています。さらに2009年以降、NASAの月周回探査機が上空から着陸船の残骸や足跡の筋を撮影しています。
ちなみに、アポロ11号の星条旗は、月面からの離陸時にエンジンの噴射で倒れてしまったと、バズ・オルドリン飛行士が証言しています。一方で、後のアポロ計画で立てられた旗の多くは、探査機の画像で影が確認され、今も立っている可能性があるとされています。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら