ブラックナイト衛星が1万年以上地球を見張っている
人類が人工衛星を打ち上げるより前から、地球の周りを回っている黒い物体がある。そんな噂が語られています。
噂の内容
1957年、ソ連のスプートニク1号が人類初の人工衛星として宇宙へ飛び立ちました。ところが、それよりも前から、地球の周りを回る謎の物体があった、と主張する人たちがいます。彼らはそれを「ブラックナイト」、黒い騎士と呼んでいます。
噂によれば、ブラックナイトは1万年以上前から地球の周回軌道に存在する、異星文明の探査機だとされます。黒くゴツゴツとした姿で、極軌道と呼ばれる北極と南極の上空を通る軌道を回り、人類の歴史をずっと見守ってきたというのです。その軌道は、当時のどの国の技術でも実現が難しいものだったとも語られます。
証拠として挙げられるのは、いくつもの出来事です。19世紀末、発明家ニコラ・テスラが謎の電波を受信した。1950年代の新聞には、正体不明の人工衛星が発見されたという記事が載った。1970年代には、遅れて返ってくる奇妙な電波のこだまを、異星からのメッセージとして読み解いた研究者も現れました。
そして1998年、スペースシャトルが撮影した一枚の写真に、黒く奇妙な形の物体が写っていました。騎士は、ついにその姿をカメラの前にさらしたのでしょうか。その写真は、今もNASAの公開画像の中で見ることができるとされます。
ささやかれる証拠
NASAの
公開写真 噂の決定打とされるのは、スペースシャトルの任務中に撮影された実際の写真です。公式に公開された画像だからこそ、無視できないと感じる人がいます。
テスラの
謎の 電波 天才発明家テスラが、宇宙から来たとも考えられる信号を受信したと語ったとされます。偉人の言葉が、噂に説得力を与えました。
遅れて
返る 電波 送った電波が数秒遅れて返ってくる現象が、実際に観測されています。この不思議な現象が、宇宙からの応答なのではと考えられました。
複数の
時代の 話が つながる 別々の時代の出来事が一本の物語として結び付けられています。点が線につながる感覚が、陰謀論の魅力でもあります。
表向きの説明
ブラックナイトの噂は、テスラの受信した信号、1950年代の報道、1970年代の電波のこだまの解釈など、本来は無関係な出来事がのちに一つの物語としてまとめられたものだと指摘されています。1960年ごろに報じられた謎の物体も、アメリカの偵察衛星計画の一部ではないかと考えられています。
1998年の写真は、国際宇宙ステーションの組み立てのために飛行したスペースシャトル「エンデバー」の任務中に撮影されたものです。NASAは、船外活動の際に失われた断熱用のブランケットだと説明しています。作業中に手元を離れ、宇宙空間を漂ったものとされます。
ちなみに、送った電波が数秒以上遅れて返ってくる「長時間遅延エコー」は、1920年代に初めて報告された実在の現象です。原因については電離層や地球周辺のプラズマの影響などが考えられていますが、はっきりとは解明されていないとされます。本物の謎が、噂の種になっていたのです。
さて、あなたはどちらを信じますか。この噂、誰かに話したくなったら